ヤバー。
こういうのって大人になっても残る切なさですね。
星をみたり
月をみたり
雲をみたり
山をみたり
なんか、いろいろひっくるめての空だな^_^
大人になったら忘れてしまうのかと思っていた
大人になれなかったあの頃の。
不器用な思い出
忘れてしまうのかと思っていた
なにげない会話が
影が
笑い声と
恋しくて 小沢健二
☆雨のふる 稲の刈りあと ささくれ模様 ぬしはどうしているのやら
☆9月終わった気づかぬくらい 月空駆けてく 星の影
☆秋の空 思い出すこし後悔すこし 去年はひとり山にいた
☆わがままを言ってみたいと思いつつ LINE送信 声がききたい
☆夕方の きゅっと結んだ口紅の色 淋しき空の 燃える赤
☆私が勝ちね、あなたが負けね はしゃいだ私がホントは負けです
☆5年たち 嘘みたいだと 思っているよ ニッコリ笑って 自己紹介
読んだ!
相変わらずの竹内熱。
プロ登山家の竹内さんが13座と14座に挑戦するあたりを重点的に書いています。
私は立派な「にわかファン」です。ごめんなさい。予め謝っておく…さて…、えっと、誰に対して?^_^
この本の書き手の塩野さんも上手です。インタビューと竹内さんの個人ブログと衛星電話での通話記録で構成されていて、臨場感があって読みやすくまとめられています。
竹内さんのインタビューだけではなく、パートナーのインタビューもあるので、それがまた非常に良いです。竹内さんってもう突き抜けちゃってて、そして強いんです。強いからこそ仲間に対して言わなきゃいけない事もあって。仲間にしかわからないその場の状況とか決断とか想いってのもあるんです。弱いからこそ仲間に対して思う事もある。体力的に極限状態ですからお互い。それが「記録」として上手にまとまっているなと思いました。両者の本音、みたいなカタチで。表向きと葛藤と、尊敬と悔しさと嫉妬と憧れと、ノンフィクションならではの「記録」ですね。
竹内さんにとって、多分、山にいる時は常に自己分析なんです。誤魔化せないんです。
体力、集中力、判断力、エネルギー量。自己の体調は常に冷静に観察するようです。
体外的な要素「こうだったらいいな(天候)」「きっとこうだったらこうしてくれる(パートナーに対して)」は、下手に期待しないんです。冷静に判断して、ブレるような時や迷う時は、あえて最悪な状況を想定する。
その分析は客観性がなければ他者を説得できないので、最終的に自分の「感知能力」に寄るとしても、なんだかすごく公正な判断のように聞こえてしまう。おつげのようなもの。多分後からいくらでも分析したり解説したりできるけど、その場ではもう身体が勝手に反応するのかもしれない。
8000メートルの世界。
つまり、2900から3000フィート。飛行機が順調に安定して飛行する世界なんですよね。
飛行機から自分が出ちゃったら、五分くらいで意識を失って十分くらいで死んじゃう環境です。8000メートルの環境に入って行ける生き物って、アネハヅルとインドガンと人間だけなんですって。アネハヅルは渡りのために上昇気流にのって、仮死状態になって、超えて行くらしいです。本来生き物が入って行けない世界です。空気は平地の三分の一。気温マイナス20度から30度。
「行きたい」「行けるかも」「できるなら一緒に行きたい」
そういう期待は持ってもいい。ただ登頂するだけならできるかもしれない。もし、登頂した後、死んでも構わないなら。
8000メートルの死と隣り合わせの世界で仲間を亡くした経験のある竹内さんは、自分に対しても他人に対しても厳しい。リラックスしている時も真剣な時も、外面も内向きも、天気や自然環境も、全部ひっくるめて本当に行けるかどうか想像している。
そしてやっぱり生きて帰ってこなきゃいけないんだ。
チョー・オユー サミットプッシュ
途中で竹内さんに「君はここまで。(僕が)帰ってくるのをキャンプで待っていてくれ」と言われた場面、壮絶すぎる。もしも私だったらと想像すると、情けなくて死にたくなるんじゃないか。けれどチャレンジした気合いとか悔しさとか恥ずかしさとか、その後の生き方に間違いなく影響するだろう。
例えばイモトとか三浦さんとかシェルパひきつれてヘリ使って酸素使ってより安全に登山する企画もある。それなりのチャレンジだと思うし、ケガされたり死んでもらっては困る。まぁそれは登山というより(企画)です。サポートする人が多ければ多いほど、なんで山に登るのかという基本がボヤけてしまう。自分が登りたいから登るんですよ。文句言いながら登るくらいなら登るのを辞めたらいい。本当に。
いやー、
人間に生まれたんだから頑張らなきゃダメだな。なんにしても。
情けなくて死にたくなるまで頑張らなきゃダメ。
怖いくらいに綺麗な景色の中で。
見たことのない世界で。
『だからこそ、自分にフェアでなければならない プロ登山家・竹内洋岳のルール』小林紀晴。幻冬舎。2014年。
一気読み!!
竹内洋岳さんは、日本人初、世界で29人目の8000メートル峰14座完全登頂したスゴイ人。テレビ番組クレイジージャーニーにもゲストで出てました。
小林紀晴さんは、写真家。
八ヶ岳の天狗岳に一泊二日で2人で行く。密着インタビューとしたら贅沢だ。そして写真が綺麗だ。モデルのようにスラリとした竹内さん、超絵になります。
クレイジージャーニーをYouTubeでみた時、「この人スゴイな…」というのと「この人ちょっと変だな…」というのが同時にあった。書籍で手に取ると、その度合いが倍増する。揺るがなさが凄まじい。スゴイのと変なのと軽やかさで、もう付いて行きたい、カッコイイ^_^オシャレなんですよね。スタイルって大事だなと思いました。
多分、書き手の小林さんもヤラレちゃってる。予定調和的な一言なんか絶対くれないもの。こんな事きいたらダメかな、と逡巡してたりするけどそれがもうすっかりファン目線、私目線なんだもの。そうさせてしまうほど、なかなかにカッコイイです。キュンキュンです。思わずインスタフォローしちゃいました^_^
もちろん14座の話もたくさん出てきて、そのひとつひとつが尋常ではない。クレイジーです。
私が面白いなと思った章は「経験は積むものではなく、並べるもの」「社会や学校は8000メートルみたいなもの、適応できなかったら逃げろ生きるために」「人は死なないようにできている」「死んでいくことを記録しろ」「自分の足で下りてこないのは死んでいるのと同じ、だから下りるために下り直しに行った」「考え続けることによって自分を保つ」「美しいルート」
山の話をしているようで、これは生き方の話だ。
雨の八ヶ岳を登っているのに、なぜか竹内さんの靴は汚れないと小林さんは観察する。爪先も側面も汚れていない。腕の良い職人のように仕事が綺麗だそうな。
「いつも、滑りそうだと思いながら、そっと足を置く。できるだけ平らに、まっすぐに」
「足を上げる高さもできるだけ減らします」
「足音が大きいということは、それだけ無駄に体力を消耗してることになります。雪山ではアイゼンで雪の上を歩いた跡をみると、わかります。足跡がきれいでない人は余計な体力を使っています」
「(ふだんはメガネだけど山ではかけない)ぼんやり見えていれば大丈夫。足元ではなく、もう少し先を見ています。次の次の足を何処に置こうか考えながら歩いてます」
興味を持って、好奇心のままに
色々なものを感知して、「運」のせいにしない想像力を持って
考えて
未踏の地へ
未踏の地へ、私も行こう
ずっと嘘だったんだぜ 斉藤和義
福島で行なわれたライブ映像のようだ。客席も映る。帽子かぶっている女の人が泣いている。泣きたいけど、ずっと泣けなかったのかな。ずっと泣けないこともあるよな。
そんな事を思う、今日。
☆
スイカを貰った。
出荷用にビニールハウスで育てた黄色の小玉の規格外。甘い^_^
規格外だからって味に変わりはないだろう。ありがたくいただきます。
純子さんが「結婚するなら金のある人にしなさい」と教えてくれた。よぅく理解したつもりだけど、やっぱりお金と結婚するわけではない。
こないだ「結婚を前提に付き合ってください」と言われたけどお断りした。
「良い人」「仕事する人」かもしれないけど。彼は、女性に対して結婚に対して私に対して、あまりに受け身で消極的だった。何もかも引き受けなければいけないような気がして重い。すぐに返事はせずに、時間をください考えてみます、と保留にした。
彼は人と深く関わることに慣れていない。関わることによって傷ついたこともない。簡単に結婚してくれそうだけど、簡単に離婚されそうな気がしてならない。それか別居。浮気しても全く気がつかなさそう。
断るにしてもなんだか億劫で会うのも電話するのも嫌だった。それでラインで送った。
「〇〇さんはまだ結婚が現実的ではないようですし、私は一度失敗しているのでもう失敗したくないので、お互いに消極的すぎるような気がします。相性がいいような気もしません。付き合うことを想像してみたのですが難しかったです。今までありがとうございました」要約した内容↑。落ち込むだろう内容なので昼間に送った。午後1時くらい。お昼を食べてのんびりしているくらいの時間帯が良いかなと思って。
そしたら15分くらいでラインが入った「時間をかけて考えてくれてありがとうございました。今までありがとうございました」みたいな内容。電話くらい入ると思ってた私が馬鹿でした。アッサリしたものだ。 よかった、付き合わなくて!
色々と予想したりして疲れたけれど彼は彼なりに傷ついたかもしれないけど、簡単だった。
☆
人というのは勝手なもので 実は瞬時にYES・NOを決めている。
多分私は初めから好きでなくて、時間をかけて「好きになれない理由」をあげていただけだろう。可もなく不可もなくを狙うのが一番の近道のようでいて、一番廻り道に感じる。
結婚しないと将来が不安だけれど、そんな可能性の不安と現在の私の所持しているものとを天秤にかけて行動しようとしても、なんか虚しい。
現在の私なんて、ちっぽけだ。捨てても何も惜しくない気がする。、、、でも捨てないんだな^_^
そんで私はまた勝手に恋をはじめた。
規格外のスイカをくれた彼である。
頭では農家は過酷ってわかっているんだけど、気持ちが走ってしまった。。。
「なんか面白そうな人だ」と思ってしまった。そこで負け。
通りいっぺんの彼でも十分なのだけど、例えば本音とか弱音とかきいてみたい。無防備なところとか見てみたい。
色々試行錯誤した割に、健やかそうなのもいい。試行錯誤したなりに、優しそうなのもいい。
なぜか、ずっと泣きたかったような気がしている
大人になれば 小沢健二
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セカイノオワリと小沢健二
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