2013-07-14から1日間の記事一覧

一語の深度を辞書は計れない。

詩は何のためにあるのか。 詩は今日、満員電車の吊革につかまってそれを読む一人の禿頭の老人のためにある。詩は昨日、劇場の補助椅子に座ってそれを聴いた一人の青年のためにある。また、詩は明日、野原に寝っころがってそれを口ずさむ一人のお下げ髪の少…

楽しみ

楽しむことのできない精神はひよわだ、楽しむことを許さない文化は未熟だ。 悲しみや苦しみには、自己憐憫が伴う。または、他者と共有したり。または、他者と慰めあったり。 楽しみはもっと孤独なものだろう。 楽しさの責任は、自分がとらねばならないだろ…