(主婦湿疹と言う人もいる。…主婦失神と変換されて画面見てハハハハと笑う、笑い過ぎ)
水泡ができて膨れて潰れてベタベタして痒くなる。乾いてカサカサになる。ヒビ割れして血が出る。爪はガタガタに生える。
症状が治りかけると、痒くなり、掻き壊してしまう。治りかけの頃が一番注意が必要だ。
朝起きた時など、非常に痒い。
身体の温度が高いようなポカポカしている状態の時。
眠いなー、とボンヤリしながら掻き壊してしまう。
耐えられない。血が出るまで掻いても、痒みには耐えられない。なので治らない。血が出てボロボロでも、その方がマシなのだ。
お湯を使って手がふやけている時も、要注意だ。皮膚が柔らかくなっているのですぐ血が出る。
季節の変わり目も良くないのだろう。一気に広がるのは大抵は秋か春。
この秋、症状が広がってしまい、目立って荒れた。
その手に気がつくと、皆、顔をしかめる「どーしたん?痛そうー」「ヒドイね、その手」「アカギレ?」「すごい荒れてるね」
昔。
確か高校生の時も、確か23か4の歳の時も、左手にできていた。
痒い→流血→治りかけ乾く→痒い、の繰り返しで慣れてしまった。
皮膚科で処方してもらった塗り薬はベタベタする(今頃は飲み薬もあるのかもしれない)
仕事中は塗りたくないし、水を使えば落ちるし、なんだか手を気にしている余裕なんかなくて、気まぐれにハンドクリームを塗ったりしてた。手って、とにかく使うのだよ。
……、そして、いつの間にか治っていた。
本人は慣れた症状なので慌てないのだけれど、フツーに多分、ヒドイのだろう。
あまりに慣れた症状で、手強いのも知っているし、いつの間にか治ったりするのも知っているから、本気で「治そう!」とも気張らないのですよね。
みっともないかもしれないけど。
慣れって…、
そう。若い頃には「みっともない」という発想がなかった。
これは一つの発見だけど、「働く手」「皮膚科にかかるべき手」「荒れた手」という手は、まとめて「ケアされない手」なのだ。
私は花屋で働いていた頃「緑の手」グリーンフィンガーズだった。
葉をむしるので、石鹸で洗っても洗っても緑色が手に残る。英語で言う場合、文字通りなのだけど、植物に長けた人という意味になる。今では園芸用手袋をする人もいるだろうし、密着度の高いビニールの手袋をする人もいるみたい。
私は花束や生花アレンジつくる時は素手でないと作れなかった。直接触らないと、できなかった。
なので、手は緑色に染まる
緑色でも、荒れていても、さして気にならなかった。忙しかったし、若かったし。
そういう仕事だったし。
指先まで。
本来。自分の身体なのだからケアされるべきだ。
デコレーションまでする必要はないと思うけど。
毎朝顔を洗って化粧するのと同じ程度にケアするのが嗜みだと思う。
☆
乾燥肌なので、髪を毎日洗わない方が良いとアドバイスされた人がいる。
その人は、汚れていないのかもしれないけど、毎日洗わないと寝れないと言う。痒いような気がして眠れないと言う。
また違う人が。
自分は髪が多くフンワリと膨らんでしまうので、髪を洗わないことは2日3日あると言う。ペッタリとした自分の髪が好きだと言う。
(匂わないので言われなきゃわからない。2日目でも3日目でも)
そんな事を言い出したら、男の人は慌てるのではないか?
貴方たち、トイレで手を洗っているの?
ハンカチ持っている男の人はあまり見ないし。
ズボラげな男の人は、自分の汚さを自覚してないのだと思う。
潔癖さを求めているのではない。
汚いかもしれない、汚いと思われるかもしれない、と想像できる人の方が良い。
生きてるだけで汚れます、子供も大人も老人も、男も女も。
☆
顔に化粧をするように、手はケアした方が良いだろう。
清潔さが何よりポイントで、自分に慣れてしまわず、相手に嫌われるかもしれないと想像してみると真剣味が増す。
忙しさを言い訳にしてはいけない。