隣のミステリアス。

  津田さんの話。
  4月1日は人事異動。
  隣の席の松田さんは他へ。新しく津田さんがやって来た。

  津田さんは色白でほっそりとした美人。頭も良く、優しく、ちゃんとしている。
  年齢は50を少し過ぎたあたりではないか?年齢不詳だが、子供が四人、孫もいて、今は夫と二人暮らしだそうだ。
  
  大人しげな風貌で、落ちついた喋り方なので、全くうるさくないのだが、ペラペラとよく喋る。
  そして、意外と速い
  ^_^
  (…くノ一か…⁈)

  背が高いのだろうなぁ。
  細いからよくわからないけど、一歩が大きいのか?
  (忍者好きな私は、神出鬼没な津田さんがくノ一であってほしいと、勝手に思っている…)

  私なんかは、わたわたとしているのでなんだか目立ってしまうけれど。
  津田さんは逆に、優雅に落ちついてデキる人に見える。
  (でも二人とも机の上がヒドイ、山盛り)

  ハッと気づくとホウキで掃除してたりする。やるな!津田さん!
  「私のとこばっかり、なんか汚れてるみたいで」
  いやいや。そんな事ないですよ。

  ハッと気づくと側で一緒に説明を聞いている。やるな!津田さん!
  誰からの内線でどんな内容だったか聞きつけて、上役に報告・説明するタイミングで二度手間にならないように一緒に聞いているのです。

  ハッと気づくと「私、もう帰ります」と席を片づける。やるな!津田さん!
  帰れるタイミングで帰っていいはずだ。

  笑顔も素敵。
  
  「気づいたら眠っていて…、」みたいなマイペースエピソードにも和みます。

  知り合いも多そうだけど、あっさりとしている。
  窓口に来るお客さんは、「あ♥︎津田さん!」と皆さんとても嬉しそうだ。

  正職員には、個人に目標というかノルマがある。それを苦にして体調を損なう人もあるらしい。それを苦にして辞める人も。

  津田さんはさらりと「日頃の行いよ」と仰る。

  言葉だけでなく、間や余白が大事だったりするように
  仕事も、仕事内容や実績だけでなく、その人の人柄も大事だよな、と思う。

  仕事も、次に繋がるよう、他に広がるよう、誠実であるべきだと思う。


  「でも怒られるんだったら、早い段階で怒られといた方がいいですよね。どーせ怒られるんなら」と私がわたわたとしてたら、
  津田さんはクスリと笑って、
  「怒られたりはしない。厳重注意ってところでしょう」と優雅にしていた。

  かっこいい。

  まずは、一歩を大きくしてみよう。
  1日にして津田さんにはなれないけれど、真似できるところから真似してみようも思う。
  速く、軽やかに、静かに
  あっさりと、笑顔で、礼儀正しく
  (ハッと気づくと!という人になりたい)


  「当たり前のことを当たり前にすればいいの」
  飄々として家路につく津田さん。
  なんともミステリアス。
  
  美人って得ですね!


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  津田さんが忍者らしい行動(?)をしていたら随時報告(誰に?)していこうと思います。