「海のふた」をみた。

  菊池亜希子主演。

  2015年。

 https://youtu.be/j3TbGJBEv0Q

 

 

  あらすじ。都会で働いていた女の子が地元の地方都市に戻ってきて自分がやりたかったかき氷屋さんを始めるというもの。

  元彼はずっと地元にいて親の家業を継いで頑張っている。傷ついた女の子が来て友達になる。

  

  菊池亜希子さんのファンなのでみたのだが、ちょっとイラっとしました、、、、残念。

 

  菊池亜希子扮する「まり」という女の子は、あまり現実的ではない。

  地元が好きだという割に、地元のどこが好きなのだろうと思う。「昔はこんなじゃなかった、もっと人がいて賑やかだった」と話して、元彼を怒らせる。さびれ始めていたのは「まり」だって知っていたはずだ。

  海が好きなのかもしれないけど、収入のあるご両親がいるから地元がいいんじゃないの?と思う。

  元彼がかき氷屋について意見するけど「いいの、私がいいと思うようにやりたいの」と一蹴する。そりゃそうだけど、誰を相手に商売するつもりなんだ。リクエストをきいてやれよー少しはー嘘でもー。

  元彼は逃げる「がんばれってお前が言うなよ!趣味で店やってる奴に言われたくねーよ!俺だってずっと頑張ってきたんだよ!お前が東京に行ってる間ずっと!」うーむ、この溝は埋めるのが難しい。

  生きて生活するにはお金が必要なわけで、「愛の無いお金の使われ方をしたからこんな町になってしまった」とつぶやくまりには、お金は違うものに見えるのだろう。。。

 

  原作が吉本ばなな

  ゆるふわ映画の中にも精神的な深い繋がりみたいなのを出したいのか、相手役の女優さんが不気味すぎる。

  私ならいきなり現れた知らない女の子と親密になれないなー。。。

  それが出来るくらいオープンな性格なまりだったら、普通にかき氷屋さんは繁盛すると思う。地元の若者がリターンして店始めるなら、普通はご近所さんたちがお祝いも兼ねて食べに来るよ。かき氷くらい。まりはどうやら変人らしい。。。

 

  ☆

 

 

  同じような映画で「めがね」というのがある。海辺のかき氷屋さんの話。

  アレはアレで全く嫌ではない。好きである。

  あの映画の登場人物は、旅人、教師、謎の人、下宿のオーナー、で皆が海を眺めて黄昏るのだ。

 

  同じように「ゆるふわ路線映画」なのだけど、絵本のように人が集まって人が消えていくのが良い。

 

  さすらいの余韻が気持ちいいのですね^_^それとかき氷のイメージが合うのです。

 

  定住とさすらい、現実と夢、深みと軽さ、、、すごく対照的な作品だなーと思う。

  

  めがねの主人公の小林聡美は、だんだんとその世界に馴染んでいったけど、

  まりは終始マイペース。

  それもなんかイラっとするポイントなのかな。

 

  どちらが好きかと言えば「めがね」ですよ^_^

  「海のふた」をみたせいで「めがね」みたくなってしまいました。

  https://youtu.be/CGYd4TbO3KI

  

  

  でも菊池亜希子ファンなので「海のふた」も録画は消しません。もう一回みます❤︎