死んだように眠る

  いつかの休日の昼間。

  暑かった。

  猫が板の間で寝ていたのでくっ付いていたら昼寝になった。

  死んだように眠った。

  3時間くらい眠ったろうか。

  猫も相変わらず眠っていた。

  猫の鼻と口元に切れ込みがある。小さな前歯を数えて、その切れ込みがどれぐらい切れ込んでいるのか指で開いてみる。食べかすがあったらいけないから。むに。

  猫にしてみたら迷惑なことだ。

 

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  今日、午前中おなかを壊していた。

  外は暑く、室内は冷房のエアコン、じっとりと湿気っている。

  朝食はケーキだった。イチゴのムースのケーキ。冷やされておなかが痛い。くだっております。。。。9月末決算の処理の合間に、何度かトイレに籠る。

  家に帰ってから少し食べて横になったら眠くなった。

  夕方6時。

  死んだように眠った。

  何もかもやらずに朝まで眠っていたかった。

  7時半に起きて風呂に入りおでんを食べた。

  

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  眠ることで、体調不良を整えるのだろう。

 

  私は時々、死んだように眠ることがある。

  半ば死んでいるような完全な眠りだ。

 

  村上春樹の短編で「眠り」とか「眠い」とか、そんなのがあった。

  結婚式ですごく眠くなってしまってミシシッピのスペルを確認する男性の話と、夜中にアンナ・カレーニナをチョコレート食べながら読んで昼間は水泳する女性の話。

  眠りって不思議なものだ。

  体感としてゾクゾクするほど理解できる作品だった。すごく眠い時、眠れないけど平気な時、脳は人類共通の「あの世」にイッチャッテルんじゃないか。臨死体験かも。

 

  私の眠り体験を村上春樹の短編に生かせないだろうかと考えつつ、また眠ることにする