いって来ました。
浜田真理子さんの、唄いだし一曲めから号泣です。
泣きすぎでしょう、というくらいです。
美しい音楽が私の中で満ちて、溢れていって、もうどんどん広がっていく感じです。
みずみずしく、静かに深いところから、言葉ひとつひとつを転がして、過去から語りかけてくるような、遠い場所をのぞき見るような、祈りのように美しい音楽です。
同じ夕陽をみていても、奇跡のような偶然を知らない人もいる。あっけなく終わっていく、幸福の瞬間を、私は知っている。幸福は決して「続く」ものではない。「重ねていく」ものです。美しさもまた同じ。いつも同じ空などはない。季節はめぐり、陽は沈み、知るものだけが、奇跡のようにめぐりあい、美しさを知るのです。
「応援してます。がんばってください」と声をかけたりはできません。
「私もがんばります!」と言いたくなってしまう、不思議な方です。
明日も。次の日も。
小さな普通の日々を、決して同じではない幸福な日々を、ひそやかに重ねていきたいです。