萩の椿まつりに行こう行こうと思いつつ、三月も終わりになってしまった。
最盛期を過ぎてしまった藪椿の群生地は、少しさみしい感じがした。海も穏やかだし、トンビは鳴いているし、春らしく晴れてかなり平和だ。自然探究路をどんどん歩いて疲れてしまう程だった。天然記念物に指定されているコウライタチバナも見に行った。椿も終わりそうだが、キレイだった。
桜が満開だった。
萩の町並みに桜がよく似合っていた。古いお寺には必ず桜が植えられているし、窯元の庭にも植えられている。サイクリングロードや店先やお墓にも。
ソメイヨシノもよいのだが、やはりしだれ桜が美しい。
歩きまわった土曜日だった。夕暮れ時、松陰先生の生誕の地とされる丘に立って萩の町を見渡した。脇にはやはり見事な桜。(学者になってはいけない。行動する人になりなさい)と教えてきた松陰先生も、同じように町と海を見渡したことだろう。
ほぼ隣にお墓もあるので、お墓参りをして帰った。