鎌倉の寺であったか、京都の寺であったか、もしくは夢であったか定かではないが…、
どこかの寺でスズランの大鉢をみた。あまりに見事であったから、思わず参拝者の目につくところに置いてみた、という風情であった。鈴なりのスズラン。駄洒落のようだが、こんなものが本当に有るのかという程に、豪華絢爛であった。色は純白なのたが、眩しいようなお宝であった。かぐや姫が欲するような、この世に存在しないような豪華さだった。
それ以来、私の憧れを一身に受ける花、スズラン。庭の片隅で咲いておりました。
こうしてみると山野草のような風情であります…。