「3つかぞえろ」をみた。

 レイモンド・チャンドラー原作。大いなる眠り。ハンフリー・ボガード主演。


 「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格はない」でお馴染みの探偵フィリップ・マーロウ

 テンション上がってしまいますね!


 白黒で、ゴージャスな映画でした。

 本で読んだ時のハードボイルド感は、映像にしてしまうと多少違和感はある。間違いなく。セリフまわしとか、作り物めいてます。当時のリアリティを追求したとは思わないけれど、これがクールだったのかぁ、と浸る。車とか髪形とか、電話を取り次ぎしてもらってかけたりとか、時代を感じる。こういう映画をみておくと、次にチャンドラーを読む時にすんなり入れると思う。


 ハンフリー・ボガートもカッコいいんです。確かに。

 でもやっぱり本を読んで私が想像したマーロウに勝るものはない。想像というか、それはもう私の理想のフィリップ・マーロウですから。


 女優さんは想像を絶したなぁ。声がセクシー。映画の中では、お人形さんでしかないけど。化粧も濃い。でも白黒の中ではかなりゴージャスで良いです!


 フィリップ・マーロウが好きな人にしかオススメはしません。


タイトルもいいと思います。