円陣を組め。

  一昨日だか。休憩時間についていたテレビが甲子園の試合中継をしていて、暑い中、高校生たちが全力疾走しているのをみた。

  大阪桐蔭日本文理


  高校生らしい日本文理のピッチャーに比べて、体格のよい大阪桐蔭のバッターと言ったら!

  プロとアマのように、一目で違いがわかってしまう。貫禄が違う。すでにおじさんくさい。爽やかさが感じられない。あれ、甲子園ってこんなんだったっけ?そういえば私が熱く応援したのは、沖縄水産だ。ずいぶんご無沙汰である。


  大阪桐蔭のバッターが、おしりぷりぷりしながらボールに合わせようとしているのをみて、つい真似したくなる。クセがある構えっていい。真似してみると、ちょっと楽しい。応援したくなった。


  友達で毎年甲子園をきっちり楽しむ人がいる。彼女はまた、長年の阪神タイガースのファンでもある。

  なんとなくわかる。泥臭くて地味でつなぐ野球。弱くても構わないと息巻く。ハンカチ王子より、まあくんに肩入れしていた。なんとなくわかる。彼女は大阪桐蔭を応援しないだろうな。日本文理の方がきっと好みだ。


  私は、悪玉忍者のような構えをするバッターが好きだ。

  この選手たちがかなわない、もっと高校生らしいヒーローは現れないものかしら。泥まみれになってほしい。


  今日は朝いちばんの、星稜と鳴門をみた。そうそう。こういうものだよ、甲子園って。両方応援してしまう。全力で走る姿は美しい。


  がんばれ!


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