黒アゲハ蝶

  「今日がイチバン暑いですよねー。イチバンですよ」と断言してたら、あなたのその、イチバン加減がよくわからない、と言われた。

  全くその通りで、何をもってイチバンかといえば不快指数のことで。常に更新を続けている。「今日がイチバン暑い」と言い続ける人がいたら(私のことです)、私だってちょっと嫌だ。


  夕方、大きな黒アゲハ蝶がふらふらと飛んでいた。今にも落ちるのではないかと思った。黒だから暑いよね。


  蝶々のヒラヒラと飛ぶ姿は、何故か女性の姿を連想させる。白や黄色は女学生のよう。青は美人。茶色は老女。

  上の羽根は三角に尖り、下の羽根にも長い尾のような飾り(?)のある、真っ黒のアゲハ蝶は、ハイヒールの似合う妙齢の御婦人のようだ。

  夏の暑さで、ハイヒールの似合う妙齢の御婦人が行き倒れそうになっている…、ように見える…。もう死にそう…。


  夕方の雲がダイナミックだなぁ、と庭に水をまいてた。そしたら、ものすごく綺麗な天体ショーが始まりました。夕暮れ。


  どんどんと暮れていく空

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