私は貴方に飽きたのだろうか。
貴方は私に飽きたのだろうか。
続けることはできる、やめることもできる。
続いていけばいくほど、やめられなくなる。やめることの意味を求められる。それは“終わった”ことなのに。
続けているのは惰性ではない。慣性の法則ではない。
重力は常に。
飽きた私に問題があるのか。
飽きさせた貴方に問題があるのか。
紅い唇の貴方、青い唇の私。
生き生きとした貴方、剥製のように死んでいく私。
憶えていようとする貴方、どんどん忘れていく私。
終わらない貴方、終わってしまった私。
非情な貴方、優しい私。
重力は常に