素晴らしいことです
だいたい毎朝、快調です。
胃下垂かな、と思う時もある。目覚めてしばらくすれば、…出る。
たくさん食べた次の日なんかは、三回くらい行く。
女性は便秘ガチときく。
旅行に一緒に出かけたりすると、その悩みを聞かされたりして同情する。
10日も出ないらしい。
薬に頼ることもあるらしい。
だけれどやはり薬には頼りたくないと言う。
ウサギのモノのような、コロッコロな奴が、ちょっとだけ出るらしい…。痛そう…。
私なんかは一日出ないと重い。二日出ないと痛い。10日なんて考えられない。
「大腸がんで死ぬかもしれない、うんこまみれで…」ときばる友に。私はどんな言葉をかけたら良いのだろう。
なるべく彼女優先で旅をする、タイミングが来たらいつでも道を開ける。それが私にできる全てだ。ゆっくりでも待つよ。
(旅行中、ほとんど同じ量を食べていて。かたや日に三回。かたや10日も出ない。申し訳なくなる、それが人情)
アドバイスをする。
まずはオナラをしてごらん。
オナラから始めるべきなんだよ。
カップルの女性にもアドバイスする、上手くやりなよ、、、。
私は(人と比べて)多いような気がする。
私は食べるのが遅い。
食べるのに疲れてしまうこともある。
多分、食べ方が下手なんだと思う。
コーラやビールもオナラの原因だと思う。
腸に空気が入ってしまって、臭くないオナラがよく出る。
臭くないんです
でもそれを我慢してはいけない
エレベーター内では我慢する
それでもなるべく放出した方がいい。
大半は臭くない
☆
土曜日の夜七時半。
日中ずーっとお腹が痛かったのだけど、我慢していた。帰宅途中に薬を買ってしのごうと思ってみたけど、薬屋で薬剤師さんにこの痛みのありようを伝える自信がなくて、救急病院に行ったことがある。
痛みは下腹部から胃のあたりに移動した。シクシクするような、きりきりするような、押さえつけられるような痛みだった。
日曜日は病院は休みだし。明日も仕事だし。
その当時、一人暮らしで。病気に対して気弱であった。死ぬかもしれない
夜八時に救急病院の窓口で受付しても、外来は多く、順番を待たねばならなかった。
静かな待合室で。
病んでる人たちがそれぞれじっと順番を待っていた。
痛みはどんどん増していった。ため息が漏れる。
脇腹から心臓へ。
あー、もうダメだ。寄生虫が内臓を食い破ってる、、、、大暴れしている、、、、なんて思いながら、いちばん痛くないポジションを探した
長らく待たされて。
通された部屋で。先生は簡単に言った「ガスですね」
「え?…毒ガス?」
「いえ、オナラです」
「出したら治ります」
「え、まさか?」
「我慢しちゃダメです。ストレス性かもしれません」
「え、でも。すんごく痛いんです。最初は三時頃で下腹部だったんですけど、重い感じで。でも仕事中だったし。気にならないほどのこともあったんですけど、急にきりきりしたりして。次第に……説明……さっきなんか心臓のところまで痛みがきて」
「だから我慢しちゃダメなんです。そこの待合室で、しましたか?」
「!」
「…念のため、レントゲンとってみましょう」と体良く退出させられた。
そして私が戻ると。神々しくレントゲン写真を指し示され「この白いの、全部ガスです」と言われた。見事、真っ白なガスが広がっていた
処方された薬は「ガスピタン」
看護婦さんに「若い女性の方は多いんですよ」と声かけられた。別に特に若かったわけでもない。同情されたのだ。ありがとう。
「したくなったら、してください」と先生に真面目な顔で言われた。看護婦さんも小さく頷いた。
そして私は、悠々とその時を待った。
したくなったら、すればよいのだ
帰りにコンビニの前で煙草を吸ってたら、さっき声かけてくれた看護婦さんもやってきて煙草に火をつけた
目を合わせないようにした
夜に紛れた
☆
男性が漏らす話は、まぁ、聞く。女性の便秘みたいなものかなぁと理解している(どうかな?)
体質的なものなのか。構造的なものなのか。
適度な刺激と運動は、健康の秘訣だなと思う。