『灘の男』車谷長吉。文春文庫。2011年。
『妖談』車谷長吉。文春文庫。2013年。
…うん。車谷長吉を今読んでいます^_^
兵庫県姫路市の生まれの人。慶応義塾大文学部卒業。広告代理店に就職したけれど三十で辞めて親元に帰る。料理屋を転々とする。三十八で再び上京、再び小説家を志す。四十八で結婚。五十で強迫神経症になり、幻視幻聴幻覚に襲われる。自殺の誘惑に惑わされながら六十を過ぎ。
遺伝性の蓄膿症で鼻で呼吸できない。彼の弟も同じ病気で結婚していない。
病気、貧乏、挫折、破綻、、、、。
……すごい勢いで一刀両断します。
私なんか、痛みを感じる前に真っ二つ。重ねて四つに切られ八つに切られ、…ミンチ!!!
言ってしまえば私小説。でも言葉は不思議とすぅー、と入り込み、真ん中にズバンと来ます。
多分、狂うのが正常なのだ
狂わないのが異常
精密な人もいる、大雑把な人もいる
前向きな人も、狭い人も、固い人も、鈍な人も
大変なことになる前に。
恋でも仕事でも趣味でも狂っておいた方がいいなぁーと、なんとなく思っている。
(体裁を整えた言い方をすると、夢中になる、ということ)
遊びの中から学ぶんだというようなことをきいた、
跳躍がなければ何も見えてこない
失わなければ見えないこと、知り得ないことはある
冴え冴えとして