山の稜線なんかを見ているとなだらかで、山口の山々だなぁーと思う。
いつか四国だか和歌山に行った時には山々が高く険しくて深かった。妖怪が出そうだった。
だからといって山々を気軽に親しみやすく考えてはいけない。
このあたりでは、夕方遅くまで遊んでいる子供たちに「ごんごちが出るぞー」と脅かす。ごんごちというのは、オバケの方言。狐や狸にあやかされる、狸があやかす、などとも言う(私がよく行く蕎麦屋にはオバケそばというのがあって、油揚げと天かすのそばだ、狐と狸)
天狗の言い伝えもある。昔々、狗留孫山の天狗と白石山の天狗が力くらべをした。お互いの山の石を、相手めがけて投げあった。結果は狗留孫山の天狗の勝ち。だから白石山には巨石が多いんだねー、というオチ。
熊も出るぞー
爺さんたちの名前にも(熊三)やら(熊吉)やら(熊五郎)というのがある。勇ましい。そういう人に限って、優しげな心細やかな人なのだ。
反対に(優也)とか(優二)は憎たらしい人が多い。不思議だ!
山の奥の方では、斜面の草を焼く。
結構、ビックリする。
すごい量の煙があがるのだ。
濃い靄、雲がかかったようになる
安全上、何人かが周りでみているのだけど、時々煙にまかれるようで救急車があがる
気をつけてね…。
山の奥の方の女の子と、飼い猫の話をした。
ネズミを誇らしげにとって見せるよねー、と私が同意を求めたら
うちはウサギをとるよー、と言われた。ハンティングだ、、、。
蛇や鳥もとるらしい。
見せてくれんでいいのにー、と彼女は笑っていた
もー、嬲り殺し!残酷やねー、ま猫やからね…とやっぱり笑顔だ。