大学生の頃、アメリカ現代詩のゼミに所属していた。
卒論必須のゼミだったけれど、ボブ・ディランとかビート族とかブコウスキーとか、テーマはそんな風だった。わりと劣等生なワタクシでありましたが、落第してる先輩とか演劇してる先輩とか投稿してる先輩だらけだったので、比較的に優等生だったかも^_^
「ポエム言うな」とよく言われた。英語で詩はpoemなのだけど、ポエムって、ねぇ。やっぱりちょっとアレですよね。
poet / poetry/ ポエジーは、まだいいです。ポエムというと乙女チックです。
ポエトリー・リーディングって、わかります?詩の朗読会です。
詩の朗読会ってちょっと堅い。寝そう。
…もう少しショーの要素を加えた「詩のボクシング」というものがあります。
詩人2人が対戦します。3分マッチ。交互に自作の詩を読みます。相手のことを読んでもオッケー。相手と同じテーマを選び違う表現をしてもオッケー。最終10ラウンドは、用意した詩ではなくテーマをレフリーから与えられ、即興で詩を詠む。
詩の朗読なんか、、、と思う人も多いかもしれません。
でも。干からびた詩集とは違う、生きた声が聴けてなかなか面白いです。
ま、ま。それは置いといて。
今日、詩の朗読会に行ってきました。
中原中也記念館の中庭で。
入場無料。子供から老人まで、自由参加。
ゲストに谷川俊太郎、谷川賢作。
飛び入りゲスト、大崎清夏、川上未映子。
穂村弘もいた。気楽な雰囲気。
…、すいません、中原中也はあまりピンと来ない。
みんなが一人づつ、マイクを持って詩を読みあげるのが、、、、結構よかった。
標語っぽいのもあるし、自家中毒もいるし、詩らしすぎてつまらないのもあるし、ただ歌詞を読みあげるだけの人もいるし、、、、、上手な人も下手な人もいる。自作の詩を読む人たち。…中原中也の詩を読む人も多かったけど、谷川俊太郎の詩を読む人も多かった。顔を赤らめる人も、手や足が震える人も、間違えてしまう人も、いる。
中庭なのが良かった。
言葉が空に溶ける
思ったより上手く出来なかった人も、今日の空を忘れないだろうなぁ、、と妙に感じいる。
うん。詩は読んだ方がいいと思う。
小学生の詩はかわいい。
高校生と先生。
昔の作品は飽きた、という俊太郎さん。
まだどんどん詩が溢れてくるのですって。せっかちだと自分で仰っていたけど、朗読もサッパリしている。素っ気ないくらいだ。
でも私が好きな詩も読んでくれました^_^やっぱり生で聴くと嬉しいですね。
武満徹に作曲してもらった詩も唄ってくれました!
ホント、宇宙みたいな人だ
(※宇宙人みたい、という意味ではない)
賢作さんもとてもサービス精神のある方で、ピアノが上手でした
ピアニカも上手^_^
最後に井上陽水の「少年時代」
会場から自然にハミングが…
もう夏ですね
とっても気持ちよかったです