上野千鶴子、ナナメ読み。

  悩める30代女性として、面白く読んでいます。ナナメ読みですけど。社会学の本って、疑ってかかる癖があります。もちろん「そうかぁ?」と思うこともありますけど、「そうだそうだ」と思うことも多々。
  女性の立場から、スカッとするモノイイ。…悪口なんじゃないかと思うものも。悪口なんでしょうけど。ていうか、怒ってるのでしょうね。

  言いたくても言えないこと、多いですから

  本が売れるのもわかる。わかりやすいし、毒も愛もある。

  悩む人ってとりあえず「バカじゃないの?」が必要だと思う。毒と愛のある罵倒。それができるのは、やはり同じようなことで悩む人だけ。傷ついた人しか他人の傷を想像できない。
  人間は壊れものなんだと彼女は言った。だから壊れもののように扱え、と。

  孤独な人には孤独の人から「孤独なんて自分も知ってる、あなただけじゃないよ」

  虚しい人には虚しい人から「虚しさなんて自分も知ってる、あなただけじゃないよ」

  貧乏な人、病気の人、生真面目すぎる人、、、。

  悩みの解決方法は、精神的なソフトと外的条件のハードと、両方から考えるべきだと思うけど。
  最初の一発「バカじゃないの?」と気合いを入れてくれる人がいるのといないのでは、朝の目覚めが違う。上野先生、ありがとう^_^


  女性であることを楽しめない、
  他の同年代女性と自分を比較してしょげる、
  将来に不安を感じてしまう、
  罪悪感や義務感や疎外感を持ってしまう、
                 …そんな時。上野千鶴子、効きます。


  クヨクヨしてしまう時こそ、バカバカしい事をした方がよい