生ビール500円。枝豆100円。フライドポテト300円。フライドチキン小300円。大500円。焼きそば500円。おにぎり200円。
売れたけど疲れた、、、
何故こんなにパニクるのか?
狭いし、ステージの音で聞こえないし、釣り銭足りないし、泡ばかり出るし、氷足りないし、ビニール袋足りないし、割り箸も足りないから。
うーん。ツライ。
他の売り子さんと「もうヤダ。わかんない」とメソメソした。
まぁ全然売れずに売れ残るよりはいいけど。
お祭りの食べ物って、好きな人は好きですよね。私はあまり得意ではない。
豚汁やら猪鍋は美味しいと思うけど。
そんなに並んでまでB級グルメしないです。
皆の気持ちがわからないまま、売り切れて。
せいせいして生ビール飲んだ。ぷはー。夏も終わりの8月30日。
横から「おつり、とったからね!」と言われ確認なんかしきれないけど、もぅ、信じるしかない。アワアワしながら皆を信じた。知らない人ばっかりだったけど。
花火があがった。
闇にあがる花火はとても綺麗だった^_^
近くで見ると迫力がある
☆ ☆ ☆ ☆
ふらりと金子さんが通りかかったので、金子さんと一緒に花火を見た。椅子を持ってきてくれた
「綺麗ですねぇ」
並んで見上げると子供のような気分になる。
金子さんはいつもふらりと一人で歩いている。飄々とした仙人のような金子さん。私は彼のファンでなついている^_^
話しかけると、ぱっと笑顔になるので嬉しい。
嬉しそうに話す人なので、とりとめのない話でも、話をするだけでなんだか嬉しくなる人だ
金子さんは昔市役所のエライ人だった。退職してからも「地域のために」静かに働いている。
平日はフルでキャンプ場の管理の仕事をしている。ログハウスの清掃、カヌーの整備、敷地の草刈り、マキや炭の準備、バーベキューの材料販売など。
「囲炉裏をつくってみた、使ってみて」と言われ、感動した。
なんか夢(?)がある
でも金子さん、バーベキュー場なのに。この「砂を囲んだ木の机」はともかく。
…この「木彫りの魚」はどこから吊るすの?
オープンエアです……
夏のバーベキューの時には「ありがとう金子さん、雰囲気が出るね」と脇に置いて飾ってみた。吊るせないもの。心意気かなぁ
金子さんは刑務所から出所した人を見守る「保護司」の仕事もしている。
大変なお仕事だと想像されるけど、金子さんは適役なんじゃないかと思う。
優しいもんなぁ、、、。
「今年はハート型の花火とかあがらんのかねぇ」
「高くて買えなかったのかなぁ」
「柳、ちゅうんかねぇ。あれもええね」
「あ、私は今みたいにキラキラ光るのが好き」
「しゅっと燃えて消えるのがいいね」
「どんと響くのもええね」
「火薬の匂いがするね」
「たくさんあがるね」
「あ、今みたいの。今みたいのがやっぱり好き」
「綺麗だねぇ」
「ふふ」
そんな風に花火を見てたら、泣いてしまいたくなる
心が洗われるようだ
夏の終わりの花火は消える