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ケーキをつまむ。

  「マイ・フェア・レディ」だったと思う。
  紳士によってオードリー・ヘプバーンは教育されてレディになっていく過程で、「女性は男性に女性として扱われることでレディになっていく」みたいなセリフがあって。まだ十代であった私は「ナルホドナルホド」とエラく感心したものだ。

  女性は努力だけではレディになれない。

  オシャレするだけでも美人であるだけでも、レディにはなれない。

  貴婦人というものはつまりは「品位」とか「作法」なのかもしれないけど、それを完成させるのは「レディ扱いする紳士」なのだな、と。
  エスコートしてくれる存在がなければ、レディは存在できない。
  
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  男性を喜ばせるモノが「女性性」なのだろう。声のトーンやリズム、しぐさ、話題、発想、機転、役割、好み、イメージ、、、。
  男性が目を細めて眩しがるような、ハッとするような、オバサン&オジサンには決して無い何か。
  それは全ての女性が兼ね備えている「美徳」のハズだけれど、全ての女性がレディではないように、全ての女性に発露しているものではない。
  媚びや甘えや依存とはまた違うモノだと思う。

  江國香織が何処かで書いていたけれど「甘やかされるのが好きでない女の人はいない」ううーん、わかる…!
  甘えたくないと思っている女性でも、甘えた経験(過去)があるからこそ「甘えたくない」と思うのだろうし。経験(過去)は否定してはいけない。
  自分を甘やかす事に罪悪感があるとか。強がりで甘えないように奮い立たせているんだよね。
  

  男の人に「綺麗だね」と言われた女の人は綺麗になる。
  男の人に大事にされる女の人はレディになる。


  「女を武器にする」とか、会社の中で勇ましく働く「女を捨てた女」とか、そういう男性&女性の関係の過剰な摩擦ではなく。
  もっとお互い尊敬して、距離をとって、神秘的な関係の方が私の好みだ。


  ☆


  興味深いのが。
  美人か美人でないか、男性意見と女性意見では開きがある。
  女性よりも男性の方が「美人か美人でないか」の判断が重く厳密で素早い。男性はもしかしたら「美人か美人でないか」が第一印象の全てなのかもしれない。女性の方が観察力は高いくせに、「美人か美人でないか」よりも雰囲気や所有物や髪型や化粧ッぷりで第一印象を決める。
   私はあまり化粧をしないのだけど、「(もし自分に)思い通りに化粧させてくれたら、(自分と)同じ顔になるよ」と言われた事がある。その人にとって表情や素顔はどーでもよく、化粧品や技術が「顔」なんだなと思う。
  私は雰囲気重視なので、顔など覚えるのが下手だ。話し始めて思い出したりすることが多い。

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  昨日、年上の女性たちとエイヒレ焼いてビール飲んでた。
  「女子会みたいだねー^_^」と
  いやいや、女性ばかりなのだから女子会で合ってるんだけど。

  「ワカメのバイトしてる時さー、アンパンばっかりもらってー」
  「ワカメのバイト?」
  「うん宮城宮城。それも季節労働者なんだけどー」
  「ワカメ、何するの?」
  「座ってこう…、」
  「ふーん。熟練の技だねぇ」
  

  「競輪みに行ってー」
  「競輪⁈」
  「オジサンばっかだよ。寒いしー。場外でも買えるんだけどー」
  「三連複があと一つだったんだよねー」
  「へぇー、よくわかんないけど」
  「うんオジサンに教えてもらった。入場する時ホカロンもらえるの^_^」
  「ふーん。パドックとかあって太もも比べたりするの?」


  エイヒレの次は肉。その後、鍋。鍋囲んで「手酌が似合うものー」とすっかりオジサンな私たち。

  「カッコイイものー」

  「私が女だったら結婚してもらいたいわー」

  「うーん、女だったらっていう仮定が間違ってるし、そもそも私女だし。うん、アンタ全部間違ってる」


  「今年もおつかれさま!」と乾杯するものだから「えー、クリスマス会じゃないの?」と抵抗してみた。忘年会だったんだ…、

  「えー、じゃあさ!今年のクリスマスは何するの?」

  「えー、仕事♥︎働くよん」

  「ハイ。おつかれさま!ちん」と乾杯されてしまった…!忘年会になってしまった。

  1人がおもむろに箸でケーキをつまみだした。
  「切らないんだー、大胆」
  「うちはいつもこうやって食べるー」
  「えー、おもしろーい」

  と、皆でホールのケーキ、ペロリです^_^


   「新年会はどぶろく作ろう!麹は?もう買った?」
  「まだ」
  「えー」

  …女性たちは好き勝手やるもので、一気に団結したり解体したりする。お姫様は気難しい。ワガママの折り合いをつけるが社会性かな?
  流行を追うように女性の気分を追うのは、なかなか楽しい^_^