ある日の桜と梅。


  昨日の話。
  朝寝坊して8時半。晴れて風もなかったので、庭の桜の木を剪定した。
  隣のよっちゃんに3m三脚を借りる。

  よっちゃん(70オーバーの男性)は、コンバインやその他色々を所有し米を作っている。息子が2人いるが、同居はしていない。収穫時期だけ手伝いに来るようだ。

  よっちゃんから「ワシがやっちゃろうか?」と申し出を受けるも、
  「いえいえ。私、自分でやってみたいんです^_^」と断る。
  「お宅のはなぁー、カタチが膨らんでるから頭の方を止めんにゃあいけん。伸びすぎ。モトから切るとええよ」
  、、、、桜って、のびのびと枝を伸ばすものだと思うけど…^_^
  ありのままの自然のカタチを少し整える程度は弱剪定。それはそう。
  
  よっちゃんちの庭木は丸太のように真っ直ぐに、小さく小さくなっている。強強強・強剪定。

  (松の枝を整えるのは勿論職人芸。春と冬と年二回整える。松の木一本に一人がかかりきりになるのが普通。松の手入れはお金がかかります)
 
  桜木剪定、手順。
  まず
  1. 内側に伸びた枝を落とす
  2. 平行に重なっている枝を落とす
  3. 株根元から出ている枝を落とす
  その後
  1. 勢いのある元気な枝を落とす
  2. 太陽側が伸びやすいので、太陽側を強めに落とす
 あとは樹形を整えるだけ。

  剪定は楽しい。
  考えなくていいからか、スッキリするのが気持ちいいのか、変なアドレナリンが出てきてハイになる。
  枝を落とすたびに「おっしゃー!」と言ってた気がする。一度木から落ちたけど大丈夫だった、ヒトは夢中に働いている時は何かに護られているのかもしれない。
  勢いのある太い枝を間引くと、木の雰囲気が変わる。
  美容師さんがお客さんをイメチェンさせ、かつ似合う髪型に変えていくような快感ですかね?
  余計な部分を落としていけば、素の良い部分が際立ってくる。

  「おっしゃー!」「おっしゃー!」と調子に乗って切っていたら、なんだか桜が寒々しくなってきた。
  「?」
  「あれ?違う枝を落としたかな?」

  木に登っている時はどの枝だったか迷うことがあるので、たまに降りて離れた位置で木を眺めます。

  うん。
  枝落とし過ぎ。
  我知らず、強め強めな剪定になっていた。
  よっちゃんの評価は去年より良いに違いない。

  桜の剪定時期は本来は冬
  私が切り落とした枝には、小さな小さな花芽がたくさんついていた

  

  ☆

  こちらは梅。山口市の古熊神社です^_^
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  梅の香りはしたけれど、まだ満開ではありません。

  満開よりも開き始めの梅が好き
  
  ^_^