離婚を考えている人。

  私の友人(女性)の話。
  離婚を考えている。別居になるかもしれない。

  私も離婚したので離婚をすすめる訳ではない。
  でも「結婚する」こと自体、なんとも不思議な契約だなー、と思う。

  子供をつくって家庭を築いて子孫繁栄を願って結婚するのか。
  家庭内分業をして、少しでも効率よく生活するために結婚するのか。
  経済活動する上で「家族単位」の方がはるかに経済的だ。
  精神的にも「家族のためにがんばる」方が「自分のためにがんばる」より強くなれるのだろうか。
  
  父親と母親は選べない。
  …だからどんな家庭でも子供は必死に順応する。
  でも結婚相手は自分で決めるものだから嫌になったら辞めるのも有りだと思う。必死に順応する必要はない。

  一度別れる方向へ心が進んでしまうと、コロコロと進んでいく。
  初めは別れることなんて全く想像していなくて、その思いつきにビックリする。
  別れるとどうなるのか?想像し始めると、別れた自分がミジメでアワレな気がする。ダメな人のように思えてくる。
  相手の嫌な部分を我慢したコト、自分を騙し騙し合わせてきたコトなんかを思いだす。それらから解放されて再び1人になる気楽さを思う。
  相手の好きだった部分を思いだす。
  それは大抵はじまりの頃だ。
  上手くいかないカップルは、だんだんとお互いが難しい顔になっていく。
  
  「もうダメかもしれない」と彼女が言う時点で、カップルとしてダメなのだと思う。
  乗り切るには、乗り切ったら、全く違うお互いにならないと。

  経済的にも精神的にも別々の方向を向いたまま、生活を続ける夫婦もある。

  彼女の場合、そういうことはできないだろう。
  難しい顔をしたままではいられなそう。
  タテにもヨコにも腕をいっぱいに伸ばして働いているので、自分を変えることができなさそう。
  自分のためにがんばる人なので。
  
  自分を大切にする為に1人でいる、、、、そういう人も増えているのでしょう。
  どうか「結婚に失敗した未熟な人」と決めつけないでほしい。

  お互いがダメなのではなく、関係がダメになってしまっただけだ。

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