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「SHOAH」第三部、第四部をみた。

  第一部、第二部を土曜日にみて。
  第三部、第四部を日曜日にみたことになる。
  全編9時間27分だ。。。すごいなぁー。
  山口のワイカムでみたのだけど、午後1時半に会場に入り、夕方の6時半に出てくる感じだ。
  どっぷりと映画にひたらせてもらった。映画館から出てくると、現実世界がふわふわとする。

  明後日12月23日の休日はスペシャル企画らしく、朝10時半から一挙上映らしいです。お近くの方は是非。
  第四部は19時15分からなので、終了は21時45分頃と思われます。すごいなワイカム、スペシャル企画だ。
  特別料金で千円、25歳以下の方500円です^_^是非。
  
  第二次世界大戦中のドイツナチスによるユダヤ人虐殺の実態を、証言の集積によって想像させるドキュメンタリー映画。1985年。フランス。クロード・ランズマン監督。

  とても緻密な取材をしている。決済処理された書類、地図、距離、時間、、どのように上層部が指示を出し、どのように伝達され、実行されたか。ひとつの事業としてユダヤ人は虐殺された。
  まずはユダヤ人ボイコットから始まる。不買運動など。
  そして法律を変える。ユダヤ人は当然の人権を持てなくなる。
  それから移動させられる。。。
  列車が到着するのはポーランドの田舎町の収容所。
  姿が見えなくなれば、人々は忘れてしまうのだろうか。
  見えないところで、ユダヤ人絶滅計画の最終段階は進められていた。

  ショッキングな映像や写真は出てこない。
  証言者の家族の写真なんかはたくさん出てくる。
  証言者たちは家族の話をしているから。
  自分も一緒に死のうと思い、ガス室に入った労務班の若者もいた。当時20歳だ。生き延びたけれど。心に重いものがいつまでもあるに違いない。
  何人もの証言者たちは途中で「もう止めよう。これ以上は話せない」とインタビューを中断しようとした。
  けれど監督は「ダメだ。君は話をしなければいけない」と先を促した。
  証言者たちは首をふって、嫌だというポーズをとる(泣いている)
  それでも監督は彼らの姿を撮影し続ける。長い沈黙のあと、彼らは再び話を始める。

  1人1人が体験したことは、1人1人の真実なのだ。
 人間がいて人間が死んだ。
  記憶は数字では表せない。
  
  記憶を記録していく試みなのだ。
  余計な、感傷的な音楽は一切ない。風景と人間と言葉だけ。とても見やすい構成になっており。
  とても哀しく。
  とても恐ろしく。
  第一部を見始めて間も無く、(これは全てみておきたい)と強く思った。こんな言い方は不謹慎なのかもしれないけれど、映画作品として美しい。遠くに聞こえる鳥の声や、牛の鳴き声、風の音、水の流れ、空の光、静かな森、続く道、レール、建物、子供たち、、、、、証言の合間に何気なく映し出される世界は、こんなに素晴らしいのに。

  後半はヤン・カルスキーの証言が印象的だった。日本語字幕つきのYouTubeが見つけられなかったけど、英語だからわかる方はどうぞ↓


  チラホラと席を埋めていた会場だったけれど(誰かがすすり泣きしている気配も感じたけど)、通してみる客は少なかった。
  第四部は、私と、もう1人知らないおじさんだけなった。おじさんは一番後ろの右側。私は前方でやや中央。ふたりじめとなった❤︎

  知らないこともたくさんあったので、世界史もう少し勉強しようと思った。ゲットーとかイディッシュ語とかイスラエルとか。
  ユダヤ人差別は根が深そうだ。ひどい人なんかは、ヒトの形をしているけど人ではないとさえ思っていそう。この感覚は日本人の私にとって、わかりにくい。
  (日本だとアイヌとか部落差別にあたるのだろうか?)
  …クリスマス、全く楽しくなくなったな。
  キリスト教ユダヤ教も元は一緒のはずなのにね。

  だからといって過越祭はしないけど^_^
  
  世界が平和でありますように