第三部、第四部を日曜日にみたことになる。
全編9時間27分だ。。。すごいなぁー。
山口のワイカムでみたのだけど、午後1時半に会場に入り、夕方の6時半に出てくる感じだ。
どっぷりと映画にひたらせてもらった。映画館から出てくると、現実世界がふわふわとする。
明後日12月23日の休日はスペシャル企画らしく、朝10時半から一挙上映らしいです。お近くの方は是非。
第四部は19時15分からなので、終了は21時45分頃と思われます。すごいなワイカム、スペシャル企画だ。
特別料金で千円、25歳以下の方500円です^_^是非。
そして法律を変える。ユダヤ人は当然の人権を持てなくなる。
それから移動させられる。。。
列車が到着するのはポーランドの田舎町の収容所。
姿が見えなくなれば、人々は忘れてしまうのだろうか。
見えないところで、ユダヤ人絶滅計画の最終段階は進められていた。
ショッキングな映像や写真は出てこない。
証言者の家族の写真なんかはたくさん出てくる。
証言者たちは家族の話をしているから。
自分も一緒に死のうと思い、ガス室に入った労務班の若者もいた。当時20歳だ。生き延びたけれど。心に重いものがいつまでもあるに違いない。
何人もの証言者たちは途中で「もう止めよう。これ以上は話せない」とインタビューを中断しようとした。
けれど監督は「ダメだ。君は話をしなければいけない」と先を促した。
証言者たちは首をふって、嫌だというポーズをとる(泣いている)
それでも監督は彼らの姿を撮影し続ける。長い沈黙のあと、彼らは再び話を始める。
1人1人が体験したことは、1人1人の真実なのだ。
人間がいて人間が死んだ。
記憶は数字では表せない。
記憶を記録していく試みなのだ。
余計な、感傷的な音楽は一切ない。風景と人間と言葉だけ。とても見やすい構成になっており。
とても哀しく。
とても恐ろしく。
第一部を見始めて間も無く、(これは全てみておきたい)と強く思った。こんな言い方は不謹慎なのかもしれないけれど、映画作品として美しい。遠くに聞こえる鳥の声や、牛の鳴き声、風の音、水の流れ、空の光、静かな森、続く道、レール、建物、子供たち、、、、、証言の合間に何気なく映し出される世界は、こんなに素晴らしいのに。
チラホラと席を埋めていた会場だったけれど(誰かがすすり泣きしている気配も感じたけど)、通してみる客は少なかった。
第四部は、私と、もう1人知らないおじさんだけなった。おじさんは一番後ろの右側。私は前方でやや中央。ふたりじめとなった❤︎
ユダヤ人差別は根が深そうだ。ひどい人なんかは、ヒトの形をしているけど人ではないとさえ思っていそう。この感覚は日本人の私にとって、わかりにくい。
(日本だとアイヌとか部落差別にあたるのだろうか?)
…クリスマス、全く楽しくなくなったな。
だからといって過越祭はしないけど^_^
世界が平和でありますように