右の胸にしこりを見つけてしまった。乳首のすぐ上、コリコリしている。お風呂で、ふいに。
お風呂で文庫を読んでいた。ブックオフで中古で108円。石田ゆり子さんのエッセイを読んだ後だった。子供を産んだ妹と、その赤ン坊に対して、じんわりと、暖かい文章だった。
し。しこり…!!!
乳がんだーーーーー!!!
血の気がひく。
私は40歳だ。適齢期だ。。。
死ぬかも。。。
ガックリとする
病というのは、健康とか遺伝とか素行とか、やっぱり関係なく訪れるのかもしれない。
(死)というのは、実は両親が実際に死ぬまで、無関係なのだと思う。爺さん婆さんが死んだって叔父や叔母が死んだって、そこまで(死ぬこと)を意識しない。自分の直接の親、自分の直接の子供が死ぬ目に合わないと、本当に(死ぬこと)を身近に考えることはできないのではないか。生物学的に、本能的に。
死ぬことなんか考えてなかった。
漠然と年をとって死ぬんだと思っていた。
漠然と結婚して子供うんで幸せになると思っていたのと同じように。
多分、漠然と、本能として、そうなっているのだ。
細胞レベルで子供つくりたいのは十代まで。
二十歳過ぎたら余生です細胞レベルでは。
乳がんの映像、みたことありますか??
すごい色の、すごい形のものが胸にあるやつ。資料映像だと思いますがグーグルの画像で見ちゃいました。
乳がんは身体の突起部分なので発見されやすいそうです。セルフチェックできる。
でもだからこそ、自分が女性であることを感じて、子供の有り無しを意識させられ、生の意味まで問われてしまって居心地悪いのだと思います。
昔の人は、絶えず妊娠授乳していて、生理の期間も短かったそうです。それが良いのか悪いのかもわからず、婦人特有の病が目立つのです。
婦人特有の病が増えた、そうか子供を産まないからか、子供をもっともっと産もう!という思考の流れはナイと思うのです。
小林麻央さんみたいに、子供がいて死んでしまうのもツライと思いますけど、
子供がいなくて死んでいくのも、やっぱりツライと思います。それって幸せの絶頂か、不幸せな状態か、という状況の相違のわけではなくて、単純に胸に異物ができる女性の死、なわけです。
女性として、自信もてないというか。
現役か、そうでないか、というわけではなくて、胸って目の前にあるし。目の前にあるから(頭の後ろとか、お尻とか、足の裏とかなら、また違ってくるかも)
サッパリと割り切るまでは時間がかかると思います。
☆
私は金曜日に検査を受けます。
それも上司が女性で、理解があった(相談しやすかった)から実現した日程と思います。
しこりが良性でありますように
しこりが悪性でも早期発見と喜べますように