ずっと嘘だったんだぜ 斉藤和義
福島で行なわれたライブ映像のようだ。客席も映る。帽子かぶっている女の人が泣いている。泣きたいけど、ずっと泣けなかったのかな。ずっと泣けないこともあるよな。
そんな事を思う、今日。
☆
スイカを貰った。
出荷用にビニールハウスで育てた黄色の小玉の規格外。甘い^_^
規格外だからって味に変わりはないだろう。ありがたくいただきます。
純子さんが「結婚するなら金のある人にしなさい」と教えてくれた。よぅく理解したつもりだけど、やっぱりお金と結婚するわけではない。
こないだ「結婚を前提に付き合ってください」と言われたけどお断りした。
「良い人」「仕事する人」かもしれないけど。彼は、女性に対して結婚に対して私に対して、あまりに受け身で消極的だった。何もかも引き受けなければいけないような気がして重い。すぐに返事はせずに、時間をください考えてみます、と保留にした。
彼は人と深く関わることに慣れていない。関わることによって傷ついたこともない。簡単に結婚してくれそうだけど、簡単に離婚されそうな気がしてならない。それか別居。浮気しても全く気がつかなさそう。
断るにしてもなんだか億劫で会うのも電話するのも嫌だった。それでラインで送った。
「〇〇さんはまだ結婚が現実的ではないようですし、私は一度失敗しているのでもう失敗したくないので、お互いに消極的すぎるような気がします。相性がいいような気もしません。付き合うことを想像してみたのですが難しかったです。今までありがとうございました」要約した内容↑。落ち込むだろう内容なので昼間に送った。午後1時くらい。お昼を食べてのんびりしているくらいの時間帯が良いかなと思って。
そしたら15分くらいでラインが入った「時間をかけて考えてくれてありがとうございました。今までありがとうございました」みたいな内容。電話くらい入ると思ってた私が馬鹿でした。アッサリしたものだ。 よかった、付き合わなくて!
色々と予想したりして疲れたけれど彼は彼なりに傷ついたかもしれないけど、簡単だった。
☆
人というのは勝手なもので 実は瞬時にYES・NOを決めている。
多分私は初めから好きでなくて、時間をかけて「好きになれない理由」をあげていただけだろう。可もなく不可もなくを狙うのが一番の近道のようでいて、一番廻り道に感じる。
結婚しないと将来が不安だけれど、そんな可能性の不安と現在の私の所持しているものとを天秤にかけて行動しようとしても、なんか虚しい。
現在の私なんて、ちっぽけだ。捨てても何も惜しくない気がする。、、、でも捨てないんだな^_^
そんで私はまた勝手に恋をはじめた。
規格外のスイカをくれた彼である。
頭では農家は過酷ってわかっているんだけど、気持ちが走ってしまった。。。
「なんか面白そうな人だ」と思ってしまった。そこで負け。
通りいっぺんの彼でも十分なのだけど、例えば本音とか弱音とかきいてみたい。無防備なところとか見てみたい。
色々試行錯誤した割に、健やかそうなのもいい。試行錯誤したなりに、優しそうなのもいい。
なぜか、ずっと泣きたかったような気がしている
大人になれば 小沢健二