私は割とダメ人間で、自分が「無理」と思ったことはもう出来ない。
多少は頑張ることもあるかもしれない。
それは本当の意味で「無理」とは思っていなくて、何処かで「もしかしたら出来るんじゃないか、何とかなるんじゃないか」と思っているからやっている。楽観的な甘い憶測で結構いってしまったりもするけど、本能的に「合わない」「無理」「嘘だ」と感じてしまうと受け付けない。興味も失せるし、視界から消えていく。
例えば学校や仕事など。
体調悪かったらすぐ休む。過労で死んでしまうことは私にはあり得ない。
仕事変えたのは4回。就職活動も上手くできなくて、卒業してすぐはフリーターしてた。でもまぁ一応、自分が思う通りに働いている。
働きたいという願望は、元々ヒトには備わっているそうですね。勉強や手仕事や家事や芸術活動なども含めて、ヒトって働きたいのだと思います^_^
一つの事を探求したいとか、身体を鍛えたいとか、唄を上手に歌いたいとか、誰かのために何かしたいとか、教えたい育てたいとか。1人でコツコツやる事も、皆で協力してやる事も。ザックリとした(活動の要求)みたいなものは、生きていく上で食欲・性欲・睡眠欲の次くらいにはしっかりと根を張っているような気がします。
楽しいことばかりの労働なんて絶対に無いと思うのだけど、世の中の人がこれほど仕事したくない状況っていうのも不健康だなーと思う。
本来働きたいはずなのに。何かが合っていないから仕事がストレスになったり苦痛になったりするのでしょう。
楽しそうに働いている人は見ていて気持ちがいい。健康的だ。
ダメ人間なりになるべく健やかに働きたいと思っている。
ボルダリング講習会に参加してみました。
ボルダリングは、壁に取り付いて決められた突起を伝ってスタート&ゴールする遊びです。
壁は5メートルくらいの高さがあり、傾斜が様々に付いている。
傾斜が無ければ登れるのだけど、傾斜が少しでも付くと腕がぷるぷるしてしまって落ちる。
背筋、腹筋、腕と肩の筋肉、握力、全て足りていない。
講師の方は女性で、全く筋肉を使わないで登るやり方を教えてくださるのだが、頭で理解したつもりでも実際には身体がついていかない。
身体が思い通りに動かないので歯痒い。
先生は本当にかっこいい。ボルダリングは骨格のスポーツ、いかに機能的に身体を使うかです、と言い切る。腕の力3割・脚の力7割なんですって。しかし、ボテッと無様に落ちる私には挫折感しかない。脚の力で踏ん張るところまでいかないんですけど。。。
もうちょっと体重が軽ければ、、、
もうちょっと筋肉があれば、、、
もうちょっと若ければ気合いで、、、、
「せめて筋肉だよなー」と結論して、先生に訊いてみた。「どんな筋トレしたらいいですか?」
「懸垂」
やっぱ腕の筋肉じゃんか
ハシゴのようなものにぶら下がって、両手でジャンプしながら一段づつ登っていくのだと。
無理
無理無理
無理無理無理無理無理無理無理
あとは柔軟性を高めるためにストレッチなど。
そしてボルダリングやる人はボルダリング以外の筋肉を付けると重くなるので筋トレはしないのです。だからひたすらボルダリングジムに通ったり、実践練習を重ねたりするそうな。
山登りする人にも言われた。基礎がなってないから筋トレしようと思うと言ったら、それよりどんどん山登りしなさいって。登って降りて登って降りて往復しなさいって。ひえー。
山登りの筋肉は、山登りでしか付かない。ボルダリングの筋肉はボルダリングでしか付かない。
ストイックやなー
地道にコツコツとやるしかないですね。
だって無理だもん。