2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の津和野

徳佐のしだれ桜をみに行った。寒かった。 津和野の桜をみに行った。雨が降りだした。小雨にけぶる赤い大鳥居もそれっぽくて良かった。桜は寒そうだったけど、なんだか島根らしい気がする。 津和野城跡に行ってみた。桜は完全に散っている。大きな木の根が城…

ソメイヨシノ

鎌倉のソメイヨシノは、介護が必要なおじいちゃんみたいだった。道の邪魔になってしまうからだろう、太い枝でも根元から切られ、病気にならないよう薬が塗られていた。不自然に曲がって、日があたる方に必死に枝を伸ばしていた。日当たりが悪いのだ。ゴツゴ…

しだれ桜

蕾が濃いピンク色で、花びらがフリルになっている。ところどころ咲きかけの花びらが、濃いピンクで縁取りされている。 ピンクにも赤っぽいの、黄色っぽいの、紫っぽいの、いろいろあるけれど、この品種は何とも言えず、桜色だ。薄〜く水色っぽいピンクと言…

椿と桜と吉田松陰先生

萩の椿まつりに行こう行こうと思いつつ、三月も終わりになってしまった。 最盛期を過ぎてしまった藪椿の群生地は、少しさみしい感じがした。海も穏やかだし、トンビは鳴いているし、春らしく晴れてかなり平和だ。自然探究路をどんどん歩いて疲れてしまう程…

彼女の名は、亜希子。

友達ではない。だけど、限りなく友達のような人である。 三才年上の女性である。六年ほど勤めた花屋の会社の先輩である。彼女が店長をしていた店で修行を積んで、私は違う店で店長になった。彼女の店で技術を学び、自分の店で実践してみる。わからないこと…

手鏡としての本

私たちには出会いがある。 出会うべくして、出会うのである。 例えば読書。 私が高校生の頃、国語の教科書にあった小説や詩は魅力的であったか? それはそう。梶井基次郎や芥川や高村光太郎は高校生向きであり、教科書で出会うのもよいだろう。 大学の長い休…

サヨナラまぼろし

http://youtu.be/fsMZWQ9vP_Y 春のひなたにラジオから流れてきたら、最高に気持ちよいであろう一曲。 スピッツって本当は結構ロックなのに、甘いイメージがあって、それが彼らにとってプラスなのかマイナスなのかわからない。ギターの三輪さんとか、見るから…

桜の森の満開の下

大学一年生の時、一般教養の選択科目で「日本文学」を選んだ。 北村先生だ。 最初の題材が、坂口安吾の「桜の森の満開の下」だった。 先生は自ら音読した。すごく上手な訳でもない。下手ではない。まあまあ上手なのだ。ただ音読して、次の題材にうつった(…

「海辺のポーリーン」をみた。

ロメール監督のフランス映画。 南フランスの海辺のバカンスである。 十五才の少女、彼女の年上のいとこの美女、いとこに惚れている好青年、いとこが惚れる妻子もちのオヤジ、少女が気に入る少年、海辺でキャンディを売る女、がでてきてすったもんだする。 …

アクセス情報

登山者の世界では、「危険と困難は別だ」と言われている。 では、問題。障害を回避することと、障害に挑戦することと、どちらが正しいかどのように判断すればよいのか? 危険と冒険は仮に別のものだったとして、それを峻別するのは神の業ではないか? 経済…

猫ルール

人間が一人一人違うように、猫だって一匹づつ違っていて個性がある。 気難しいやつもいれば、気やすいやつもいる。 野良ではなく飼い猫ならば、食事の心配をしなくてすむ分だけ余計に自由時間があり、もっと個性は強いのである。 何故、一匹の猫がそのような…

やっぱり好き。

北海道の地方局HTVが制作した、水曜どうでしょうという番組が好き! 大泉洋、鈴井貴之出演で、あと二人のディレクター、計四人で旅をする番組である。少人数ながら精鋭ぞろいでおもしろく、編集も余計なところをどんどん切っていてテンポがよい。妙に脱力感…

「ウィンターゲスト」をみた。

エマ・トンプソン出演のイギリス映画。彼女の実の母親も女優で、彼女の母親役で出ている。 もちろん冬。海の近くの田舎町で、記録的な寒さで数十年ぶりに海が凍る。 老女が二人、少年が二人、女が一人、その息子、その母親、少女が一人、登場する。女は夫を…

「天と地の間に」をみた。

1961年、フランス映画。となっている。監督も出演もアルピニストのガストン・レビュファ。舞台はアルプス、マッターホルン。 ひたすら登山、ロッククライミング、登山、アイスクライミング、登山の風景なのだが、ガストンの語りと、クラシック音楽が後ろで…

「シルヴィ・ギェム」をみた。

最強のバレリーナのドキュメント映画。 舞台で美しいのは当たり前だか、練習中や舞台袖や楽屋でも美しいのは、すごい。 舞台から戻った直後、息もまだ整わないうちに衣裳をぬぎ、パンスト一丁で演出家と反省している姿など、カッコいい。 練習風景もいい。…

心は元気ですか?

忙しい、って心を亡くすと書きますね。 確かにそう。あまりに忙しくしていると、心で感じたり考えたりしなくなります。余裕がなくなると、心がなくなる。 忙しい時ほど落ちついて。 なにが大事なのか考えてみよう。

友人の父親が、こんな風に話していた「まず関心というものは人も含め動物にいきます。そして植物。最後は石です」 友人の姉は確か大学は園芸の方面であった。私もハローワークの支援で三ヶ月間、造園の学校で学ぶことを決めた直後にこの話をきいた。 なるほ…

山に登る

悩んでいる時や、落ちこんでいる時や、怒っている時は登山にでかける。昔からそう。 万一に備えて体を鍛えている。前向きに考えて、やはり自分の体が第一であるから。 そしてダラダラ汗をかきながら、自分の呼吸の音をきいたり、虫や鳥の声をきいたりすると…

坂本龍一がこれからやりたいことは…

職場の昼休みにテレビをみていたら、坂本龍一がこれからやりたいことは何ですか?と質問されていた。彼は、本を読みたい、と答えていた。彼の中で、これは読まずには死ねないという本がたくさんあるそうです。読もうと思って買って家にたくさん本があるそう…

彼女の名は、智子。

私には、いっそ、そんなつもりはない。 彼女は自分の興味や価値観が絶対なのだ。友達の意見は、本当の意味で、参考意見。そして、私の意見は何故だか却下されてしまうことが多い。いつも私は考える、こんなに昔から彼女を知っているのに、こんなに親身にな…

(心の花)風姿花伝

家、家にあらず。次ぐをもて家とす。人、人にあらず。知るをもて人とす。世阿弥『風姿花伝』 芸能の道に生きた世阿弥の言葉は、なかなか重いですが、この言葉は世阿弥が生きた以前よりあったものを彼が書きとめたという説があります。 現在は個性を大事にす…

白い花の良さ

週末は暖かい気候だったが、今日は冷たい風がずっとふいていた。花も少し寒そうだ。 庭の水仙もだいぶ咲きそろったけれど、夕方になってみると、白いのもいいなと思った。浮きたつような、白い気配。足元にムスカリの青い花も咲きはじめ、むずむずする春の気…

明日のこと

私は今、図書館のソファに座っている。 机もない、通路に面したところで雑誌を読んでいた。 私の前はちょうど通路のカーブで、特設の震災復興コーナーがある。(和合亮一の本があったので、手元にキープしている) 白板にセロテープで写真を貼り、震災関連…

小林秀雄の流儀

鑑賞という事は、一見行為を拒絶した事のように考えられるが、実はそうではないので、鑑賞とは模倣という行為の意識化し純化したものなのである。『伝統』 ある絵に現れた真剣さが、何を意味するか問おうとして、注意力を緊張させると、印象から言葉への通…

クレソンなど、このような溝にはえていると教えてもらいました。いただいたクレソンは、花付きのものも混じっていて、地元の人はむしっていた。苦くてピリピリ辛くて、私は結構ムシャムシャ食べた。その人たちにタケノコの話もきく。ヨダレが出そうだ。ふき…

柳系は撮るのが難しいです。

ネコヤナギと空

春の陽射し

春は黄色い花が目をひきますね。

庭の水仙

庭の水仙のつぼみが大きく膨らんでいます! 花の香りが、好きです。 すごく嗅ぎます。 以前、6年程、花屋で正社員で勤めました。花の匂いを嗅ぎまくり! 外でふんわり香る花の香りも好きです。ロウバイ、梅、金木犀、クチナシ、フリージア、ラベンダー、ゆ…

スマホ復活

リカバリーしました。未開封のメールも、届きました。アドレスも写真も無事でした。ありがとうアップル!これは由布院の旅館のおすいもの。かおり豊かな春の腕。

どれぐらいアナログかというと、

昨日、映画の「たんぽぽ」をみたのですが、途中、役所広司がピストルで撃たれて、よたよたと進む背中を、カメラが等間隔で追うのが、カッコいいと思ってしまった! それって、「勝手にしやがれ」のラストシーンのジャン・ポール・ベルモント。なんですけど、…