2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

道標

うまく言えないけど。 登山用語で「ケルン」は道標。道を迷わないように先人が石を積む。 三途の河原で、親より先に死んだ子どもたちが石を積む。その石は、生きていたら成したであろう善の石。鬼はその積んだ石を崩す。鬼は三途の川を渡らせないようにこの…

静かにしてください。

不思議なのは、同じ言葉を使っていても伝わらない人たち。 いくら説明しても伝わらない。内容は難しいとも思えないし、順序だてているつもりなのですが…。思うに、会話したい訳ではないのだろうな。一方的に話したいだけなのだ。私というイメージに向かって…

りんごの木

局地的にひどい雨が降る。 何処に降るかは、運というか。 昨日は携帯の警報アラームで目覚めたが、朝9時くらいには落ちついて昼にはやんでいた。冠水している箇所もあるし、この辺りは土の質が崩れやすい。用事を済ませ早々と帰宅する。ニュースをつけたら…

小説でも漫画でも先に原作を読んでいてその作品に感動してたりすると、映画化されていて、たとえ評判が良かったとしてもイマイチ踏み込めないところが私にはある。原作は私の想像力で脳内に完成型が出来上がっているので、映画化してそれを超えることはまず…

はじまり

私の人生は失敗の連続だと思うこともある。 事実、失敗の連続かもしれない。 でも「決める」時の爽快感が好きだ。何かを考えて、決めた瞬間から、物事ははじまっている。動き出している。「よし」と言ってる瞬間から世界ははじまっているんだ。 子供を護る…

フェイクジャズ

ここ三週間、車でかけっぱなしのCDがある。 THE LOUNGE LIZARDS というグループの、EEGCCD 8というタイトルのCD。1981年。EG RECORDS LTD。ジョン・ルーリーが主体のバンドの。若い頃の。 何故今さら、と自分でも思うけど、気分がハマったのでしょうね。同…

花の命は結構長い。

庭にコスモスが蔓延る。 分類でいうとコスモスは一年草。春に芽が出て秋に花をつけ種をつくって枯れて、そのサイクルは一年。根は残らない。……のはずなのですが…、咲いちゃってますね7月に。このあたりではほぼ雑草の分類。誰も種なんかまかないのに立派な…

シックスセンス

視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚。動物の持つ五感の中で、ヒトは視覚を発達させた。視覚によって、より多くの情報を伝達する。 道具として言葉も使う。より抽象的な情報も伝達できるようになった。 それぞれの感覚器官がある、目、耳、肌、舌、鼻。喉、胃袋、…

レトロ

こちらに来てまず違和感があったのが、バス。 ノンステップバスなんてものはないし、長いタイプのもない。小型でレトロなバスが現役で活躍している。SL列車など、カメラの人や列車の人が群がるけれど、レトロなバスも、それはそれでいいですよ。深い緑とベ…

大河が凄いことになっている。

降伏の道を選んだ。 戦いに集中すればする程、引けなくなる。進む方が楽になる。考えたら進めなくなる。正に、アイデンティティ。存在理由。 それを揺るがす、降伏への道。 容保の見せ場。凄かった。全部背負っていました。こんな殿様いないだろ!というぐ…

火渡りしそこねた。

高野山開創1200年、らしい。 真言宗、弘法大師・空海。 近くのお寺で、火渡り祭りがあるらしいときいたので行ってみた。 誰でも参加できるときいた。俗気にまみれた住職に背中をポンと押され、五、六メートルの焼けた道を歩くらしい。御利益はあるのか?と…

奇妙なモノたち。

私はヤマアラシをずっと、妖怪だと思い込んでいた。 大人になって動物園でヤマアラシを見た時、大変に動揺した。小学生サイズの巨大ハリネズミが檻の中でひしめき合っており、看板には「ヤマアラシ」とある。一瞬、何かの冗談かと思った(富士急ハイランド…

天体観測

このあたりは星が綺麗なので、そろそろ星の名前をおぼえようと思っている。 昔から固有名詞が好きで。 人の名前、地名、料理の名前、草花の名前、技の名前、もういろいろ。ペットにどんな名前をつけるかで、その人がどんな人か察する。インドネシアではバナ…

なんとも言えない顔。

朝ドラマの再放送を、12時45分から13時までやっている。 続けて、13時のニュースが五分間ある。 そのニュースのアナウンサーの人、私はすごくファンである。 多分毎回ドラマの「つづく」までモニターで確認してから、生放送を始めている。単なる「…

太陽の匂いがする猫。

猫の輪郭。 淡い陽射しのうつしだす、猫の輪郭。 その総身の輪郭を、金環日蝕のようにきらきらと輝かせる。細く柔らかい毛が輝く。太陽の匂いがする。しなやかに、ツ、とポーズを決めて、去る。 一瞬に通じたと思わせて、行ってしまう。 あー……、 自分がい…

モノクロ映画をみる。

夏なので恋愛映画を選んでみた。レオス・カラックス監督。アレックスシリーズ。「ボーイ・ミーツ・ガール」 好きな監督。「汚れた血」「ポンヌフの恋人」通してアレックスが登場する。猿顔の小男。ダンスしたり手品したりして器用。「ボーイ・ミーツ・ガール…

一語の深度を辞書は計れない。

詩は何のためにあるのか。 詩は今日、満員電車の吊革につかまってそれを読む一人の禿頭の老人のためにある。詩は昨日、劇場の補助椅子に座ってそれを聴いた一人の青年のためにある。また、詩は明日、野原に寝っころがってそれを口ずさむ一人のお下げ髪の少…

楽しみ

楽しむことのできない精神はひよわだ、楽しむことを許さない文化は未熟だ。 悲しみや苦しみには、自己憐憫が伴う。または、他者と共有したり。または、他者と慰めあったり。 楽しみはもっと孤独なものだろう。 楽しさの責任は、自分がとらねばならないだろ…

夏バテ

すいかを切る。 包丁をあてると、自らぱくりと割れる。「熟れている」と表記すると、崩れるような甘ったるさを連想するが、シャクシャクとして何とも言えないさっぱり感がある。重量はあるはずなのに、軽やかに割れる。 すいかに包丁を入れる快感って、何だ…

尾崎放哉の心境

淋しい寝る本がない自由律俳句⬆です。『 杉浦日向子の食・道・楽』を読み終わってしまった…。未練がましく、読みかえしている。どのページもすごく好きだ。 食や酒の話は涎が出る。器の話はウットリとする。病の話はしみじみときく。蕎麦屋の話は真似してみ…

タスク

自分の子供に「たすく」と名づけた母親がいた。健やかな男の子。 「たすく」より前に、生まれなかった子供がいた。流産ではなく、堕胎。男も自分も望まなかった子供なので、仕方ないと割り切ってそれほどの罪悪感もなく堕胎したらしい。 「たすく」は英語の…

生きる活力

今回の大河ドラマ。 わりと真剣にみている。 けれど、もうみているのが辛い。 何が辛いって…、戦争の狂気。 白虎隊の彼が、自決する前にちょっと正気に戻るけど、面目のために戦うことも逃げることもせずに死んでいくことを選ぶ。死ぬことを選ぶ。 戦うこと…

カエル大合唱

カエルがたくさんいる。 田んぼにおたまじゃくしがうようよしているので、カエルがたくさんいるのはあたりまえだ。夕方におたまじゃくしサイズのミニカエルが元気に跳ねていた。元気だった。 よく見るとかわいい。近くで見ても逃げない。 窓に張りついてる…

深く息を吸い込んで、

「私は歪んでいます」と宣言してみる。 私は家族に対しても友人に対しても、自分自身に対しても、つい誤魔化してしまう。正直になれない。 偽善、のつもりもないけれど。つい。 いつも楽しくありたい、良い人でありたい、助けたい、少しでも。と動いてしま…

不調

友人がなんだか元気がなかった。 体調が悪いとか、仕事や家庭のストレスとか、自信喪失とか、まぁ、複合的な要因が考えられるけど。「なんだか元気がないね」と言うのもはばかられるような雰囲気であった。 とにかく覇気がない。 興味をもたない。ぼんやり…

エネルギー発散

今日は七夕。だけどこのあたりは雷がすごい。 パリパリパリと光って、ドカンと落ちた。結構、近い。 停電してしまった。 水も出ない。 恋人たちは今年は逢えないのネ、なんていうレベルではなく。 でも放電して安定したかな?

「もっと泣けばよかった」

http://youtu.be/JBXCNtqAeNY いつも軽く、笑顔の人が こんな鎮魂歌のようなラブソングを唄う うーん。どちらかといえばラブソングを装った鎮魂歌だ 夢のような人だから 夢のように消えるのです

美しく死んではいけない。

今回の大河ドラマを、わりと真剣にみている。 会津が戦争に追い込まれれば追い込まれるほどに、演者が見せ場を迎え、期待通りに魅せてくれる。いえいえ、期待以上です…! なのですが…、 … 先週の回はもう、死に過ぎ。 歴史物語なので、仕方ないのですが。 白…

型破りな意思、ロックンロールな瞬間。

「 おもしろいな」と思うものは、大抵、掟破りなもの。型破りなもの。 自由な発想で私たちのルールの枠外に出るもの。 なんだか新しい風が吹く感じの。未来の匂いがするもの。 そういう人がいつかカリスマになり、新しいルールをつくる。 ルールをつくり始め…

痛くない。

「我慢強いんですね」「うーん、…あきらめがいいの!…かもね!」