人生を旅に例える人は多いけど、「折り返し地点」を意識する人はほとんどいないのではないだろうか。
40になっても50になっても60になっても、まだ半分は来ていない、未来はずっと続いている。
人生の折り返し地点なんてものは来ない。と、私は思っている。(他の人は知らないけど)ここで半分、と意識する人なんて。死ぬ時は、アレヨアレヨという間に死んでしまうのではないか。病気でずっと苦しんでいる人ほど、生きることが奇跡で、健康な人ほど、当たり前すぎて奇跡の加減がわからないのではないか。
ジョギングをする時、体調に合わせていつも折り返し地点を自分で決める。身体が軽い時、運動をしたい時は、ずっと前に進んでいく。調子が悪い時ほど、無理せず折り返す。でももしも。これが人生なら。帰着することなど考えずに、折り返したりせずに、まっすぐに、自分の進むべき方向へ進むだけだろう。
人生も旅も、帰る場所など、あってないようなもの。
帰りつく人もいれば、野垂れ死ぬ人もいるのだ
灰色の猫がいよいよいけない
食欲が落ちたので、カリカリをやめて、柔らかいパウチのものや缶詰めをあげていたけど、それに対しても食べなくなってきた。今は体重が1,9キロほどしかない。牛乳やヨーグルトも前ほど舐めない。水の量も減っている。
当たり前のようにしていた眠ること、食べること、排泄すること、息をすること。
それは素晴らしいこと。
無理矢理に栄養分を与えたりしたくない。あぁ美味しい、と食べてほしい。あぁ気持ちいい、と眠ってほしい。あぁ生きたい、と息をしてほしい。それは、私の願いなのだ。
なるべく好きにしてほしい
順番は、わからない。
身近なものが死んでいく。
なるべくひっそりと自然に、好きに生きてゴールを決めてほしい。
昨日より今日、今日より明日、、、
その瞬間がいちばん良い色に色づいているはずだ