私の耳が憶えていた

  久しぶりの友達と再会。

  もちろんウキウキ

  変化があるようで

 でも全く変らない気分で、また話し出せる

 違和感の無いことが恐ろしい、、、

  違和感が全くないかといえば厳密に言えばそんなことはなくて、どこが違っているのかわからないくらいの差異が存在している

  それは多分お互いに感じでいること

 

  1対1での再会ならばアップデートももっとスムーズだろう。今回は4人でランチしたのでアップデートがまちまちになる。

 

  私がいちばん長く会っていなかったのは、えっちゃん。

  えっちゃんと最後に会ったのはいつだろう?そこから思い出せない。アップデートのゴールが見えない、、、大学在学中、大学卒業後、2人で会ったこと、2人で話したこと、携帯を変えたタイミングで一度連絡してみたこと…何よりも声が懐かしく感じられた。笑い方とか。随分会って話してなかったなぁ、と私の耳が実感する。

 

  えっちゃんは、映画の配給の仕事をしていて夜中まで忙しそうに楽しそうに働いている。のんびりと腑抜けていた私とは少し生活リズムが変わったのだろうな。舞台の世話とかバイトとか引っ越しもしていて、連絡して息抜きするタイミングがつかめなかったんだと思う。

  …年寄りの昔話。思い出話ですよ。

  「あの頃はよかった」なんて言わないけど、要は「今ではない自分」を知っている人に会うことによって、「今の自分」の息抜きをしているのでしょう。「あの頃」から「現在」までアップデートすることは、自分の歩んだ道を振り返り、確実な過去の他人に評価をしてもらうことだ。

  過去の自分は、変わらない。未来の自分は、変えられる。現在進行形の自分っていうのは途上だから、関係ないといえば関係ない。迷っているなら現在位置をキチンと把握しなければいけない。自分で自分がわかる人なら特に関係ない。迷っているなら他人から客観的な意見を貰った方がいいのでしょう。

  

  「今はどんなことしてるの?」と訊ねる。

  時間も限られているので細かいことは割愛される。ただ私は話の内容よりも、やっぱり声の感じとか笑い方とかが気になってしまう。

  同じだけど、やっぱり違う。

  パラレルワールドみたい。

  記憶と現実が混じって、夢の中みたいだった。

  もし23の頃から会っていなかったとしたら、18年ぶりだ。ゼミの友達なので一緒に過ごした期間は2年。

  旅行もしたし、キャンプもしたし、映画もみにいったし。美味しいごはんも一緒に何回も食べた。

  

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  共有できた時間と想い

 

  私たちはすでに違う時間の中で、違う場所で何年も過ごした。共有しているものはすでに無い。

  切ないことではあるけれど、遠い場所からあなたを見てる。

  その遠さを、感じたくないのか?身近で些細な話をしてしまう。昨日別れたような気軽さで。

  

  いつでも笑顔でありますように^_^