環境学習なるモノを受講してみた。
国立青少年自然の家で一泊二日で、講師はスティーブ。アメリカから来た魔法使いのおじいさんである。
よく混同されるのだけれど、課外活動は自然に親しむことや、社会性を身につけるには有効であるけれども、環境学習とは少し違っている。
私達は何処にいて何処から来て何処へいくのか、このままでは地球を破壊してしまうので地球を守るためにできることをやろう!という学習である。earth education。地球を知り愛すること、そしてどう関係を持つかということ。
自然を体験する、という手法は重なるでしょう。
レクレーション的な効果があり、気づきがあり、個体差(個性、経験の差)があるのも共通しているだろう。
体系づけて、時間をかけて意識づけること。
「答えはひとつ・地球を救うこと。やり方はそれぞれが責任を持つこと、シェアーすること、広めること」
問題は大き過ぎて課題はあり過ぎる。
待ち受ける将来は悲しいものだけれど、何かやってみようじゃないか皆で、というモノだと私は理解した。
具体的にはエネルギーの流れを理解して、宇宙の中でも稀有な存在であると自覚し、様々なバリエーションを持つ生き物たちと共存していくこと。循環のしくみに関係すること。ゴミを出さないこと。節電節水。
知識を得ることも必要。勉強することも必要。
本を読むばかりではなく、実際に体験することも必要。感じること、関係することも必要。
自分でやってみること。日常生活でやってみること。続けてみることが必要。
自分の家族や友達に、自分が得た体験をシェアーしてもらう。伝えようとすれば、自分でやる以上にエネルギーが要る。
こういう風に循環し、繰り返し、広げていく。
スティーブは、earth education は、1概念理解、2五感を研ぎ澄ますこと、3うまく機能させること機能すること、4一人になって理解を深めること、さらにより良くこれらが接着し思い出深いモノにするために5魔法が必要だという。
(お勉強)ではなく、もっと(役割)になるように。
受動ではなく、能動に
押しつけではなく、引き出すように
魔法をふりかける
私が好きだったアクティビティは、マジック・スポット。
30分ほど、一人一人、お気に入りの場所を探して緑の中で座る。装備はしっかりと。静かに自然を観察し、自然と一体となる。騒がしい日常の生活では、目は必要なものしか見ないし、耳は必要なものしか聞かない。地下鉄の乗客をみれば頷けるけど、皆イヤホンして携帯いじってる。静かに五感を解放すると、普段は気づかないものが見え、普段は聞こえない音が聞こえる^_^
お気に入りの場所を探して歩くのもワクワクするし、時間になって皆がわらわらと立ち上がり帰ってくるのを眺めるのも楽しい。
ちなみに雨の日でも雪の日でも装備さえ準備できたら問題ない。個人的には午前中の方が良いと思うな。
人って、似た者同士、鏡のように向き合って、他の似てない人達に対して関心が薄い。
専門分野の研究は熱心でも、それ以外はそれ以外の専門家に任せてしまう。
違う言語を話して、本質を(本当にシンプルな本質を)後回しにしてしまう。
でもやはり。
人を見て考える。何故この人はこういう風に言うのか?問うてみる。
問うてみることができなければ、想像してみる。
一緒に時と場所を共有した人達が、私にとってはマジックで^_^勇気づけてくれるのだ。
大きく括って「家族」として、猿やゴリラよりも近しいことだし。
↑この人は、レンジャーの補佐。
「れ、レンジャー?」と大爆笑して仲良くなった^_^
さらに。彼女はレンジャーの補佐。身分を名乗る時には「アクティブレンジャー」「AL」となる。これは英語ではなく造語らしい。爆笑が止まらない。
(ちなみに保護動物など動物系は「アクティングレンジャー」変なのー^_^)
環境学習を経て、魔法をかけられた私達は別れがたく。
胸がホヤホヤしているうちに振りかえりやろうよー、鍋やろうぜ!と約束して握手して別れた。
私と遊んでくれて、ありがとう^_^
「あれがほしい」
大きなつらら 見上げた皆
綺麗と囁くから綺麗