96年12月の「大人になれば〜僕らが旅に出る理由」
私は高校生か大学一年生か、どっちだろ?
あの時はすっかり大人のように見えた小沢氏も、今みたらまだまだ可愛い。
アイドルかっ!というような印象で、その時はまだファンではなかった。
私の友達で、熱烈な小沢ファンがいて、彼女に影響を受けた。まず雑誌「オリーブ」のドゥワッチャライクという連載記事。これがすごくおもしろい。
夜更かししている時にCDをかけてたりした。
楽しそうに小沢氏の事を話すので、こちらも「ふーん」から「へー」になり「あ、なんかわかる」になり「ありそうありそう」と相槌を打てるようになった。
しまいには「(顔が)似てるよね❤︎」とぽーっと私を見てたりした。
確かにあの頃の自分の顔は小沢氏に似てる。目は違うけど、輪郭とか肩とか、鼻とか口元とか。
親近感を持ち始めたら、好きになるのは速かった。
何より詩がいい。
詩がいいのだけど、勢いというか、熱情がいい。カリスマ性があるというか、ついて行きたくなる。
小沢氏の音楽をたくさん聴いたら、心がワクワクしたり綺麗に洗われたりした。名曲がありすぎる。
(男の子と別れた直後に「美しさ」を聴いていたら、彼女が今はこの曲は駄目、相手を大嫌いになった方がいい!と力説した。うん正しい^_^)
すっかり敬虔な小沢教の信徒になった。
神奈川県民ホールに聴きに行った時は、いつだったのだろう。案外に男性ファンが多いなぁ、と思ったものだ。
あの時も社会人だったぞ。大人になってたなぁ。
☆
前回はオペラシティ「ひふみよ」
真っ暗の中で小沢氏の語りから始まる
ニューヨークであった大停電の話。
真っ暗な中で、ロウソクとラジオで、仲間と音楽を聴いた話。
そして「流星ビバップ」が始まる
天才。神様なんじゃないかと思う。
「愛し愛されて生きるのさ」
10年前に胸を痛めて愛しのエリーなんて聴いてたけど、
もはや20年前に胸を痛めて天使たちのシーンなんて聴いてた
恐ろしい時の流れである^_^
今回のツアーは語りや朗読はなくて音楽ばっかりやるみたい。新しい曲もやるようなので早く「刹那」買わなきゃだ。
出てたのか(☜ファン失格)
しかし20年もののライブだわ。
「キャー!!!」と言ってしまうかも。
「大人になれば」変わるものもあるけど変わらないものもある。
変わらないものの方が多い気がする。