原作・脚本・監督 三浦大輔。2013年。
レイトショー。
男女8人、乱交パーティの話。
午前0時から午前5時まで。参加者は保母さん、OL、女子大生、女傑、デブの童貞、フリーター、ニート、営業マン。時間を追って物語も進み、まるで自分も乱交パーティに参加したような緊張感と達成感(?)が味わえる映画です。
(外国ではどうかわからないけど、イヤ日本でも参加したことないからわからないけど)こんなバスタオル一枚のシチュエーションでも、挨拶から始まり「あの、初めて参加される方ですか?」とすっごいひきつりながら話しかける、みたいなトコロが笑える。恥ずかしいよなー、、。どうやって始めるんだろう、って駆け引きが、なんか凄いです。
あからさまにバカにしたり、そういうのもある。ケンカして仲直り、もある。いちばん一般的な感じの人が、いちばん残酷だった。格差。自分より上か下か、、、人間模様が凄いです。
「ここにはやりたくてやりたくて仕方ないスケベなヤツらしかいないんだよ!」って女傑に一喝されたりする。それでも、なるべくさりげなく、カッコつけたりして、その行為自体が哀しいような、可笑しいような、、、、。もちろんセックスシーンなんかは「この世の春、生きてて良かった〜」みたいになってる^_^
門脇麦は真面目で大人しい女子大生。こちらも全然喋らないけど、すごく緊張しながらもエロいことたくさん想像してるような雰囲気。
「よろしくお願いします」「よろしくお願いします」と深々とお辞儀をして始める二人ですが、、、、まぁ、池松君は門脇さんを好きになっちゃうんだな^_^
ぉお、ラブストーリーだ
ハンパな官能映画とか、消化不良で好きじゃないけど。
こういう思い切り「性欲」と向き合ってる作品って、逆に清々しい。身体と身体のぶつかり合い。むき出しだなぁ。
池松青年が、朝6時の渋谷(?)の町を走る後ろ姿があって。
今はいろいろと辛いこともあるけど。昨日の夜は楽しかったな!君が暖かかったこと、君が優しかったこと、声や顔や体をずっと覚えているからな!と背中が言っている。
何か壁を打ち破りたい時、勇気を出して自分と向き合おう。
池松青年が暗いトンネルを抜けて、幸せになってくれたらいいと思う。
…って会場全体が思ったと思う。
チンピラ店長とチンピラ店員も良かった。ヤクザだ…。
朝の光は窪塚洋介にも訪れる。君にも幸あれ。
…って会場全体が思ったと思う。
レイトショーでR指定作品を観にきたことがないので、そわそわしてしまった。
男性1人客割合が高く、始まるまで(ポルノだったらどうしよう、、イヤどうもできないけど)と、持ち込みの本を読むフリをしていた。
門脇麦ファンのリピーターもいるかもしれない。頑張ってたよ^_^麦ちゃん。
コメディと言ったら言い過ぎだけど、エンターテイメント性の高い良質の人間ドラマです。
女傑がいちばん優しかったな^_^
人間っていいなー、と思える作品です。
山口市立中央図書館にて。
この図書館は明るく広く、現代アートみたいな試みを積極的にしている。というか「山口情報芸術センター内に図書館がある」が正しいのかな?
時々、坂本龍一が歩いている。
私は頻繁に利用させてもらっています^_^
映画館は小さいけど、奇抜で攻撃的な作品ばかりかけています。
来週か再来週のレイトショーは「恋の渦」これは三浦大輔脚本。合コンの話。
アート会場は無料。
いつも人はおらず閑散としている。
今は竹をテーマに何かアクティビティをしているらしい。
映画館の通路から迷い込んでしまった、、、
「竹で宇宙を表したインドネシア人の作品です」と言われた。え、竹で宇宙を…?
床の赤いのは太陽です(上の写真)
手前が地球?だと思います(下の写真)
「Y市の出来事」というアトラクションがあって、山口の鷺流狂言を紹介していた。
通路の手前と奥にプロジェクターが置いてある。
手前は小学校で狂言を上演した時の記録したもの。
奥は狂言師たちの日常を記録したもの。
伝統と日常と交じりあう通路。
なんかいいなぁー、とホンワカする^_^
プロジェクターのカタカタカタカタカタっていう音がいい。
望遠鏡は向かいの山にセットされており、白鷺も青鷺も見ることができる。
創始者の首が長かったから「鷺流」なのですって
10月に能楽堂で公演するらしい。
行けたらいいなぁ。