健康的な1日。

 あけましておめでとうございます。
  御来光登山してきました。

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  焚き火をぼんぼんたいて皆であたる。準備してくださった方々に感謝。あったかいです^_^
  表も裏もコンガリ焼かれた焼き魚な気分。顔が熱くなったらお尻を温める。6時25分くらい。

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  明るくなってきた。6時45分くらい。

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  文殊岳山頂。川の方には雲海が広がる。しっとりと静かな朝。

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  皆で太陽を待つ。雲が心配。ドキドキ。7時10分くらい。

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  柏手をうって拝んだ。
  今年も楽しいことがたくさんありますように。
  皆が幸せでありますように。
  7時20分くらい。

  下山して、お接待のお汁としるこを頂いた。すごく美味しい。おかわりしてしまいました^_^

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  なんか元気になったので、別の山に登りに行ってきた。陶が岳。天気もよく、小鳥もたくさんいた。可愛かった。ヤマガラエナガメジロ❤︎
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  そのあと海に面した温泉に入りました。ゆったりー^_^
  ゆっくり湯に浸かってお水をゴクゴク飲んだ。美味しかった。

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  海が光っていた。
  風もなく波もなく、穏やか。ぽかぽかです。
  
  帰って3時。
  お雑煮を食べて昼寝した。幸せ〜

  夜も刺身など美味しいものを食べて、日本酒など飲んでゆっくりと眠った。
  よく眠れた。
  10時くらい。


  (……風邪ひいたかも、、、?!)

  

異次元世界と現実世界。

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  日曜日。
  読図講習を受けた友達に誘われ、コンパス&地図を片手に、S山岳会の人たちと歩いてみました。
  自分たちが歩く場所の地図とコンパスだけでどこまでできるか?という挑戦です。

  GPSを使わずに、地図に登山道の道筋を落とさず、自分たちの歩いた道筋を地図にひいてみる、、、、
  等高線でピークや谷を想像して、進む山頂にコンパスをあて歩いてみる、、、、
  
  なかなか難しかったです!!!

  まずコンパスを自分の正面に水平に持ち、対象にあてる。
  そして北を決める。回転盤をまわす。
  そして回転盤内の赤線と、地図の赤線を並行に並べて、対象からサッと地図に線をひく。
  この線上に私はいるのだ。いるはずなのだ、、、

  「…地図上では私はここにいるんだけど、貴方はどーお?」と隣を覗きこむ。

  「地図上では、ココ…」

  「右は急で左はなだらかな尾根道なんだけどねぇ…私たちこんなに来た?…トンネルってこの下?…」

  実際の状況と、地図から読めることが合致しないので、異次元が生まれる。
  ワタシ、ドコニイルンダロウ?みたいにすぐ陥ってしまい、パラレルワールドしてました^_^
  
  しまいには「貴方の地図なら理解できる」とか「私のコンパスは間違っている」とか結論したのだけど、男の子にイヤイヤ違うよコンパスはヒトより信頼できると言われました。。。

  うーむ。
  正しい。
 
  まったく正しい。

  みんな一緒にいるのに、地図上「私イマここ」みたいな異次元空間ができるので面白かったです。一緒なのに別々の場所。ロマンチックだねぇ?!
  
  コンパス&地図、使えたらカッコイイなー^_^
  日々練習でしょうか。

  そもそも立体の地球に対して、平面の地図をつくって、方位を定めて進むという行為自体に、計算する勇気が足りない気がしている自分。

  私の前に道はあり、私の後ろに道はできる、なんですよねぇ

  「こっちだ!」と自信満々に間違えるタイプです自分。
  太陽が味方だ。風をよんだりする。

 (多分男の子について行くのが正しい)

  

たまにはご褒美。

  (自分へのご褒美)ではないけど
  一月に京都に行くことに決めた。

  一人旅は久しぶりだ(友達の家に泊まり歩くのは、再訪に近くて、旅の意識は薄い)

  自分の行きたいところ、食べたいもの、浸かりたい風呂、泊まりたい宿、乗りたいもの、全て自分で決められるのが嬉しい。ワクワクする。

  京都はいつでも観光客が多いイメージなので、シーズンもよろしいような気がしている。シーズンオフの京都。雪とか降っても構わない^_^

  前に一人旅京都したのも冬だった。

  卒業旅行も京都だった。みんなで深夜バス乗ってヨレヨレになった^_^

  高校の修学旅行も京都だった。

  なーんか。私にとって京都って特別な気がしてしまう。それは京都マジックかもしれない

  どこに行こうかなー

  道草するように、寄り道するように京都を歩きまわりたい^_^楽しみである!!

  ☆

  このあたりでは、そろそろ「よいお年を」なんて声をかけてくる人もいる。
  「あ、今日はクリスマスですねー」なんて言うと「イブよ!」なーんて訂正されたりする。あ、そうか。クリスマス・イブかー。

  会議のあと、気に入りの珈琲屋さんに先輩を誘った。
  ここの珈琲は美味しい。夜も7時まで営業する。
  (自分へのご褒美)ではないけれど、本日珈琲チケットを購入した。11枚綴りで4千円。オススメ珈琲もこのチケット1枚で飲めるので(約500円)なので、お得です。
  所持してその都度チケットで払うやり方もできるけど、私は店保管にしてもらった。
  名前のみ記入。
  常連さんみたい^_^

  店主は若い女の子なのだけど、珈琲が美味しいのでエライ。控えめで可愛い。
  先輩も珈琲を気に入ってくれたようだ。良かった。
  12月のオススメ珈琲と。それぞれきなこパフェ、チーズケーキなど選んでみた。いいの。クリスマス・イブだから!

 そしておごってみた。自分から誘ったし。
  自分が良いなーと思うものを誰かに分けてあげられるのって、傲慢かもしれないけど嬉しい。
  私って傲慢かしらん。

  先輩と私が出る時、
  おじいちゃんが1人でふらりと入ってきた。「お」と思ったけど慣れた感じでカウンターに座ったので、やっぱり良い珈琲屋さんだと思った。
  おじいちゃんのお一人様が多い珈琲屋さんは良い珈琲屋さんである。なんとなく持論。

  もちろんモーニングセットもある。
  もちろん美味しいに決まっているので、いつか食べてみたい。

  ☆

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  (自分へのご褒美)ではないけど、ユリ^_^

  蕾が開いていくのが見れる。

  たまにはいいと思う
  贅沢もたまには必要

  ささやかな喜び
  たまにはねぇ、、、
  
  
  

「SHOAH」第三部、第四部をみた。

  第一部、第二部を土曜日にみて。
  第三部、第四部を日曜日にみたことになる。
  全編9時間27分だ。。。すごいなぁー。
  山口のワイカムでみたのだけど、午後1時半に会場に入り、夕方の6時半に出てくる感じだ。
  どっぷりと映画にひたらせてもらった。映画館から出てくると、現実世界がふわふわとする。

  明後日12月23日の休日はスペシャル企画らしく、朝10時半から一挙上映らしいです。お近くの方は是非。
  第四部は19時15分からなので、終了は21時45分頃と思われます。すごいなワイカム、スペシャル企画だ。
  特別料金で千円、25歳以下の方500円です^_^是非。
  
  第二次世界大戦中のドイツナチスによるユダヤ人虐殺の実態を、証言の集積によって想像させるドキュメンタリー映画。1985年。フランス。クロード・ランズマン監督。

  とても緻密な取材をしている。決済処理された書類、地図、距離、時間、、どのように上層部が指示を出し、どのように伝達され、実行されたか。ひとつの事業としてユダヤ人は虐殺された。
  まずはユダヤ人ボイコットから始まる。不買運動など。
  そして法律を変える。ユダヤ人は当然の人権を持てなくなる。
  それから移動させられる。。。
  列車が到着するのはポーランドの田舎町の収容所。
  姿が見えなくなれば、人々は忘れてしまうのだろうか。
  見えないところで、ユダヤ人絶滅計画の最終段階は進められていた。

  ショッキングな映像や写真は出てこない。
  証言者の家族の写真なんかはたくさん出てくる。
  証言者たちは家族の話をしているから。
  自分も一緒に死のうと思い、ガス室に入った労務班の若者もいた。当時20歳だ。生き延びたけれど。心に重いものがいつまでもあるに違いない。
  何人もの証言者たちは途中で「もう止めよう。これ以上は話せない」とインタビューを中断しようとした。
  けれど監督は「ダメだ。君は話をしなければいけない」と先を促した。
  証言者たちは首をふって、嫌だというポーズをとる(泣いている)
  それでも監督は彼らの姿を撮影し続ける。長い沈黙のあと、彼らは再び話を始める。

  1人1人が体験したことは、1人1人の真実なのだ。
 人間がいて人間が死んだ。
  記憶は数字では表せない。
  
  記憶を記録していく試みなのだ。
  余計な、感傷的な音楽は一切ない。風景と人間と言葉だけ。とても見やすい構成になっており。
  とても哀しく。
  とても恐ろしく。
  第一部を見始めて間も無く、(これは全てみておきたい)と強く思った。こんな言い方は不謹慎なのかもしれないけれど、映画作品として美しい。遠くに聞こえる鳥の声や、牛の鳴き声、風の音、水の流れ、空の光、静かな森、続く道、レール、建物、子供たち、、、、、証言の合間に何気なく映し出される世界は、こんなに素晴らしいのに。

  後半はヤン・カルスキーの証言が印象的だった。日本語字幕つきのYouTubeが見つけられなかったけど、英語だからわかる方はどうぞ↓


  チラホラと席を埋めていた会場だったけれど(誰かがすすり泣きしている気配も感じたけど)、通してみる客は少なかった。
  第四部は、私と、もう1人知らないおじさんだけなった。おじさんは一番後ろの右側。私は前方でやや中央。ふたりじめとなった❤︎

  知らないこともたくさんあったので、世界史もう少し勉強しようと思った。ゲットーとかイディッシュ語とかイスラエルとか。
  ユダヤ人差別は根が深そうだ。ひどい人なんかは、ヒトの形をしているけど人ではないとさえ思っていそう。この感覚は日本人の私にとって、わかりにくい。
  (日本だとアイヌとか部落差別にあたるのだろうか?)
  …クリスマス、全く楽しくなくなったな。
  キリスト教ユダヤ教も元は一緒のはずなのにね。

  だからといって過越祭はしないけど^_^
  
  世界が平和でありますように




    

「SHOAH」第一部、第二部をみた。

   第二次世界大戦中のホロコーストの全体を関係者によるインタビューの集積によってとらえようとしている。ドキュメンタリー映画。フランス。1985年。
  クロード・ランズマン監督。
  第一部154分。第二部120分。

  素晴らしい。
  完璧。
  映像の世界遺産でしょう。
  私はたくさん映画をみてきたわけではないけど、人に薦めるならこの作品にしよう。

  観客がこれをみて、何を思うかきいてまわりたい。
  美しい静かな森、荘厳な教会、のどかな農道、ゆったりと流れる川、歌声、こどもたち、、、、
  そこでは。
  社会全体で虐殺が日常的に行われていた。悲しそうな顔の老人、それをみている人々。静かに語る人々。涙する人々。

  過去の映像や遺品などは出て来ない。証言だけだ。1985年の作品なので、当時戦後40年。1933年くらいからユダヤ人に対するボイコットは始まっている。当時50年前のことだ。
  歴史というには生々しい。告白のように、懺悔のように、自分に言い訳をする人々。
  
  監督が自らインタビューをする。隣に通訳する女性がいる。
  インタビュアーも、インタビューを受ける人も、通訳の女性も、交互にタバコを吸っていたりする。短くなるまで吸っている。そういうのも時代を感じる。フランスっぽい。
  ユダヤ人教会の前で、手紙を読みあげる監督の映像もあった。言葉と風景の、記憶をたどるドキュメンタリーだ。

  第一部冒頭、収容所の労務班の生き残りの証言で始まる。
  彼は当時13歳。足枷をしてすばしこく働いていた。同胞の死体処理が主な仕事だ。歌が上手かったので、ドイツ兵の慰みによく歌わされていた。収容所近隣のポーランド人も彼のことをよく覚えていた。
  冒頭、彼は無表情で、当時のことはよく覚えていない。言葉では言い表せない、と語っていた。
  その言葉は本当のように聞こえた。

  あるドイツ人女性は、ユダヤ人とポーランド人を混同した。少しの差異しかないような言い方だった。

  あるポーランド人は、「いいユダヤ人もいた」と語った。

  出てくるユダヤ人は「イスラエル在住」が多かった。イスラエルから離れられないのだと思う。生まれ育った土地は故郷ではない。墓も閉鎖され、再訪する意味はない。

  ポーランド人の証言は、悪酔いしそうなものもあった。
  ある種のポーランド人からすれば、ドイツ人とユダヤ人は支配する人々でしかなく。ユダヤ人は金持ちで彼等から搾取して裕福に暮らしているという認識だ。ユダヤ人女性は美人が多いので、ポーランド人男性を誘惑してしまう。表通りでユダヤ人は商売をして、ポーランド人は便所に面したの裏庭に住む。
  ユダヤ人が拉致されガストラックに収容され殺されていくのを眺め、代わりにユダヤ人の持ち物をとり、ユダヤ人の家に住むポーランド人。
  その人々の態度。
  30年という歳月、静観していた自分たちを正当化している。

  道を舐めるように撮影する。
  歩いた道。トラックが通る道。列車が通る道。ガス室までの道。
  ゆっくりと踏みしめるように、、、、

  ☆

  ナチがしたように巧妙に大規模に、民族の排斥が行われたら。
  私は隣人とどう向き合うだろうか。
  宗教の違い、民族の違いで、同じクラスの友達が拉致されていくのを傍観できるだろうか。また自分が拉致され殺されていく弱者の立場であったら、他人を信じることができるだろうか。

  隣人を愛せるだろうか。
  友達や恋人になれるだろうか。
  家族を救えるだろうか。

  一杯の水をわけあえるだろうか。

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  この作品には、死んだように生きた人ばかり出てくる。
  生きることは食べること。

  何も考えられないし、何も感じることはできない。
  
  ショッキングなエピソードや映像よりも、利己的な発言や隠れるような視線や正当化する愚かさに衝撃を受けるのである。
  
  第一部冒頭の当時13歳の少年は、第二部後半にも登場する48歳となって。
  彼の諦めたような笑顔。
  当時、歌っていた歌を歌う。
  彼の言葉で忘れられないのは、…自分は13歳だったから何もわからず、それを当たり前のことだと思っていた。生きていくためには、そうするしかなかった。働くしかなかった。いつでも空腹だった。息子は父親からパンを奪い、父親は息子からパンを奪った。
  もし生きられるとしたら、自分が望むことはただひとつ、「パンを5つ食べたい」ということだった。……
  そうして第二部は終了した。

  明日は第三部、第四部の上映がある。
  合計すると全編9時間27分だ。
  それでもこれはみておきたい。

  信じられないようなことがあったのだ。
  想定外のこと。
  想像を超えるようなことは起こる、、、生きるにしても死ぬにしても、宗教を持たないにしても持つにしても、感じておくこと考えておくことはまだあるような気がする。
  
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「愛のむきだし」をみた。

  2009年。園子温監督作品。237分。

  前回の記事で書いたように、園子温監督ってだけでなんか敬遠してしまっていた。
  「エログロ、暴力、狂気のイメージが強くてみたら疲れそう」そんな風に。

  前回の「地獄でなぜ悪い」が面白かったののでついみてしまった。

  この映画の感想。
  好きか嫌いかで言ったら好きだけど、一回みたらそれでいい。
  正直「地獄でなぜ悪い」の方が笑えた。
  もしかしてこの監督は笑いとか狙ってないのかもしれない、、、とすら思えた。前半は笑ってみてたのだけど、後半はシリアスなトーンになっていた。みながら、「あ。笑わせるつもりはないのかも」と気づき、「え。もしかして最初からシリアスだった?」と。

  前半、タイトルが出るまで30分以上(体感なのであてにはならない)かかり、ボーイ・ミーツ・ガール!タイトルがどーん!の構成なのですけど、私はこういうのはテンションが上がって大好き。わりとワクワクして鑑賞していた。
  勃起という言葉が何度も出てきて、キーワードのようになっているけど、私は女性であるのでそれがどれだけ大事なのか正直よくわからない。
  そんなに大事なことなのだろうか?

  キリスト教がわからないのと同じようにわからない。

  勃起は原罪、だけど生きる意味なんだろうなぁー。うーむ。

  満島ひかりがコリントの章を暗誦する。好きなシーン↓
  ストーリー的には、インチキ宗教にハマってしまった妹を、兄が改心させるために説得しているのですが。
  満島ひかりが迫力あり過ぎて、狂ってるように見えないのです^_^
  日本語で聴くのは音とか声で、英語字幕がつくとなんとなく簡単に理解するのにいい。
  満島ひかり、いいなぁー。

  んで。ここらへんで「うん。コメディではないんだね…」と静かに諦めた。
(…遅い?)

  うーむ。
  悪いけど、全く共感できないの。それでシリアス作品です、みたいな形にされても、薄い。
  (十代の虐待経験があるような高校生の変態的ラブストーリー)をみたいですか?知りたいですか?エンターテイメントですか?
  (純愛感動巨編)に仕上げたつもりかもしれないけど、ついていけなかった。
  共感とかできないよー、キリスト教や虐待や変態や勃起にはー。

  勃起って、つまり衝動とか、恋愛でも「恋」の方でしょ。「愛」じゃなくて。

  …と思うんだけど、多分この主役・西島隆弘にとって「勃起イコール愛」です。
  一目で恋に落ちる、のは感覚的になんとなくわかる。
  一目で愛する、のは結構難しいと思う。それは「運命」だねー。
  
  そんなに勃起するならやっちゃえば?と思う。
  コメディ(マンガ)なら、最後までドタバタしていればいい。
  シリアスならやっちゃえばいいと思う。
  高校生同士だし。その愛は思い込みなんじゃないかー、と思う。老婆心ながら^_^

  「地獄でなぜ悪い」では、(星野源が無茶苦茶な状況の中でも二階堂ふみに恋をした)のは伝わってきた。それがドタバタコメディの中でも芯になって、作品としてあったかくなる。
  ひきかえ。この「愛のむきだし」はテーマは愛なんだけど、ねぇ本当にそれって愛?本当に?となる。。。


  満島ひかり西島隆弘も良かった。
  安藤サクラも頑張ってたけど、この人がいるから長いんだな、と思う。なんなんだ。このサクラは必要ない。いいんだけど。
  
  でも全部みれた。
  みながら色々と考えた。
  「あっという間だった」とは全く思わなかったので、いいけど、良くないのかも。
  共感が全てではない、そこんとこバシッと決めて、悪ふざけするなら徹底してやってほしい。

  音楽はゆらゆら帝国。ファンであります^_^

  

「地獄でなぜ悪い」をみた。


  久しぶりに映画をみたくって選んだのがコレ。
  2013年。園子温監督作品。http://youtu.be/VvHQsCgFokQ

  園子温監督作品はみたことがなかった。理由はみたら疲れそうだったから。
  エログロ、暴力、狂気、、、なんかそんなイメージが強い。

  そして初めてみた感想。
  好きか嫌いかで言ったら、好きです。
  でも「すごく好きか」と言われたらそうでもない。何回もみたいか?と言われたらそうでもない。
  イメージ通りといえばイメージ通り。エログロ、暴力、狂気、ありありです。
  でも笑えるシーンもある。
  例えば、ぐっさぐっさと包丁をつきたてる場面や、首が飛ぶ場面なんかは明らかな人形をつかう。リアリティに迫らず、ぽーんと人形が飛んでいく様子は、どこか牧歌的だ。「映画でーす、つくりものでーす」と悪ふざけしてまーす、という心遣いだ。

  俳優さんたちもノリノリ。キメキメ。
  単純に楽しそう^_^

  堤真一、よかったなー。
  星野源って、名前が好き(←若干話がそれた)
  渡辺哲の怖さがたまらん。
  友近もハマっていた。
  二階堂ふみ、可愛かった。
  國村隼、シブい。衣装はそれでいいのかと何度も思ったけど、流石の着こなし。衣装さんナイス。

  その他、ちょい役のヤクザさんたち、全てよかった。

  最後のシーンで長谷川博己が「ひゃーはっはっはー!ひゃーはっはっはー!」と血だらけで走る。あのまま倒れて死んでしまうのかもしれないけど、とてもハッピーエンドであった。
  ジィンと感動して、切なさが残った。

  この終わり方で、私の中で監督の評価はぐんと上がった。やっぱりハッピーエンドが好きなのだ。圧倒的なハッピーエンドだった。

  エンディングの曲は星野源が歌っている↓
  自身の検査?入院の画像が間に入っていたりして、妙にこの映画の悪ふざけが愛おしくなった^_^

  私が俳優をしていたらこの映画で完全燃焼したい。やりきりたい。振り切りたい。
  人生すべて悪ふざけ^_^