ポケットに五円玉いつのものか

  『カキフライが無いなら来なかった』せきしろ×又吉直樹幻冬舎。2009年。
  自由律俳句とエッセイと写真の組み合わせ。
  せきしろさんは文筆家。又吉直樹さんはお笑い芸人。

  
  「ぶっ」と吹いてしまった自由律俳句を書き留めてみる^_^笑いだけでなく余韻があるのでヨロシイと思う。

  自由律俳句といえば、尾崎放哉&種田山頭火
  よく「静」「動」と比較される二人です。

  又吉さんたちは「妙」
  (花梨さんも「妙」ですな^_^)

  


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  ☆押すのか引くのかスライドかそもそもドアではないのか(せ)


  ☆見よう見まねのコイントスをしたばかりに(せ)


  ☆双子用の乳母車が来た来た(又)


  ☆旅先で聴いて少し好きになった嫌いな曲(又)


  ☆醤油差しを倒すまでは幸せだった(せ)

  
  ☆どれも全巻ないあなたの家で(せ)


  ☆家具屋のソファに二人で座る(又)


  ☆側転をしてはこちらを見てくる少女(又)


  ☆ガムを噛む顔が調子に乗っていた(せ)


  ☆あの猫は撥ねられるかもしれない(せ)


  ☆ACミラン対ローソンみたいな色の草サッカー(又)


  ☆今でも入道雲なら乗れるような気がする(又)


  ☆化石を作ろうと貝を埋めた(せ)


  ☆キャベツのお代わりのベストタイミングは今(せ)


  ☆怒っている頬に畳の跡(せ)


  ☆食品サンプルかどうか指で押した(せ)


  ☆実家なのにメロンを出された還暦の母に(又)



  ☆単三電池握りしめて単三電池を買いに行った日(又)


  ☆便座は恐らく冷たいだろう(又)


  ☆父親の余計な犯人予想(又)


  ☆オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう(又)


遊牧民の食卓。まわれ扇風機。

  昨日の話。
  夕方5時過ぎ、突然の雷雨。真っ暗になり、激しい雨が降り、近くに雷が落ちる。念のため、ブレーカーを落とす。蒸し暑い中、嵐が過ぎるのを待った。
  30分ほどですっかり通り過ぎて、晴れ間がのぞいた。
  
  約束していたけれど「雨が止んでから出るね」とメールした。約束を守るべきだけれど、家呑みだから。店で待たせて心細い思いをさせる訳でもない。私の到着が遅れるだけ。通り雨の為、遅れます。

  …夏だなぁー

  雨のあとに虹。
  「私、三重の虹を見たことがあるよ」と自慢する。
  虹の外側にうっすらと虹、二重の虹を指でなぞりながら、錯覚に違いない三重の虹を探す


  この田舎において奇跡的に(!)同世代が集い、鍋をする。
  夏に鍋。
  しかもエアコン入れずに大人7人。
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  すりおろしたヤマノイモという芋をのせる。お出汁に溶いてもいいし、そのままトッピングとして食べても美味しい^_^自然薯じねんじょのグローブ型です。相当に美味しい山芋です。
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  こんにゃく、豆腐、牛肉、大根、白菜、にんじん、椎茸。お腹に優しい味。はふはふ言いながら皆で完食。ごちそうさま^_^

  
  (青春じゃないけど)青春クサイなぁー。汗をかく。扇風機をまわす。


  うーん。
  1人は市職員、1人は団体職員、1人は期間限定市職員、、、あとは主婦とパート職員、1人無職。すごい取り合わせです、考えてみれば。
  わーわーと話をする分には友達感覚、世代が同じというだけで相当に楽。
  1人でなんでもできる人ばかりだから、それぞれに寛いでいて楽。

  いろんな人がいるよねー
  あの人、変わってるよねー

  インドに行った話とか、カナダに遊学した話とかも出てきて、妙に納得。
  付き合いやすいのは同世代に加えて、遊牧人種だからだろうな。
  さすらいの世代。なかでも遊牧民族。

  気の向くままに行き先を決める、そういうやり方をヨシとする。笑って認める。
  ワガママに見えるかもしれないけどそういう風に「なってしまう」。我慢することはストレスの骨頂。
  だから他人のワガママを普通に許せる。「ワガママで居てください」とさえ願う。
  
  それでそういう人に限って、相当に謙虚なのだ。謙虚なワガママなのだ。

  わーわー言いながら鍋をつつき、
  自分たちの自由を喜び、
  明日の不安を抱きつつ、今日のこの日・この場所で出会えたことに感謝する。

  
  ☆

  この笑顔は私のために
  私の笑顔は貴方のために


傷。

  灰色の猫、元気になりました!

  ここ二週間、食欲もなくぐったりしていた灰色の猫。
  動物病院で消化剤と熱を下げる抗生物質を処方されていたのだけれど、、、、快復しないまま旅行前日になり、再度病院へ。食べないから痩せるし、外出もしなくなっていた。
  (検査入院かな…)と病院も飼い主も覚悟しておりました。
  
  補助担当のお姉さんが、肩が腫れているのを発見!

  皮膚の下で傷が化膿していたので、切って膿を出しました。
  熱を出すほどに化膿していたのです。

  原因もわかったので先生から「入院しなくてもいいですよ」と言われたけど、旅行に行くのでお願いした。一泊二千円。
  
  今日はもうすっかり元気にウロウロしてニャーニャーいってます。
  うるさいくらい^_^
  「あー、よかった」と猫を吸う

  灰色猫も元気になって嬉しいのだろう。
  少しうるさいくらい、何でもないです。


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  幸運にも原因がわかり快復した我が家の猫ですが、、、、あのまま弱って死んでいくケースもあるのだろうと思います。
  食べられない・動けないのですから。
  熱が出るのですから。
  …化膿は皮膚下でじわじわと広がり体力を奪うのでしょう。

  たかが化膿、それでも化膿。処置料千五百円。

  命には優劣はないけど、運はある。
  私たちの幸運に感謝し、運の悪い命を想う。
  不幸な命があることを忘れてはいけないと思う。
  

わりと頑張るタイプ。

  旅行に行ってきました^_^
  
  1日目。
  山口出発、8時頃。
  福岡、伊藤伝右衛門の館。
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  福岡のうどん、桜海老かきあげ
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  秋月(←名前にそそられてやって来た)
  秋月藩城下町。島根の津和野に雰囲気が似ている^_^
  秋月焼き等、地場の焼き物が見たかったけれど美術館が改装中で見れませんでした。なので郷土館に入りました。黒田官兵衛はキリシタンだったのに孫は島原の乱でキリシタンを制圧する側にまわるのですね。
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  大分。3時半。高崎山のサル。
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  サルは見事に観光客無視で自然体でおもしろかったです^_^毛づくろいしているのを後ろから観察してました。手先が器用です。類人猿(私)は、親近感をたっぷり持ちました。5月から8月が出産時期で、ちびっ子サルがたくさんいました^_^可愛い。
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  別府温泉宿泊。
  さすが別府温泉、脱帽のお湯。

  2日目。
  8時半出発。

  大吊橋。
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  揺れるし、高いし、下が見えるように金網になっている!絶景です。
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  阿蘇山、火口。
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  温泉も湧くよね。火山を堪能。

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  パノラマハイウェイ。
  牛や馬もいるよ^_^

  熊本城見学。
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  石垣がかっこいい。
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  暑い。
  広い。

  お疲れ様の長崎チャンポン
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考えるくらいなら、恋なんてしない方がよい。

  マルケスやら前登志夫やらカズオ・イシグロやら澁澤龍彦やら、地平線が見えるような文章を読んでいたら、、、
  ……身近なモノ、通俗的なモノ、リズミカルなモノ、小さな喜びのような文章を読みたくなって。…いわゆる「滋味」手触りのある・生活感ある・等身大の文章が読みたくなる。

  「滋味」って難しい。
  薄いモノではない。余白のある呼吸するような文章。
  緊張感がなければいけないけれど、作り過ぎると損なわれる。
 適度な纏まり(予定調和)と小さな裏切り(可能性)で、「物語」は終わるようにもあるし続いていくようにもある、そういう流れ。

  、、、刺激的なものはわかりやすい。おもしろい・おもしろくないの判断よりも前に読者の感覚をとらえる。感覚器官が反応する。だから流行もエログロも悪趣味も否定しません。
(私の好みを言えば、エログロ過ぎるのは苦手なのです、疲れてしまう。そして感傷的なモノもどっと疲れる。、、、疲れちゃいけないと思うのですよね)

  、、、
  だから適度にね、下品で上品なモノが好きです。

  

  推理小説やエッセイなんかを読んで「あー、おもしろかった!!!」と思う作品は、作中のニンゲンが立ち上がってくる。ニンゲンが話しかけてくる。適度に下品で上品なニンゲンが人生の有り様を見せてくれる。

  …結局、地平線を見るような気分になる。

  …結局、地平線を見たいのだな、と思う。

 
  ☆

  昨日まで読んでいたのは『無垢の領域』桜木紫乃。新潮社。2013年。

  恋愛小説として括るのは、ちょっともったいない。

  登場する男女は、幸不幸の客観がない。自尊心はそれぞれ持っているくせに、互いの存在を楽しんでいるくせに、自分や相手を評価しない。評価しないというのは、どう思われようと構わないし、どういう風に見せようと作為しないという意味、過大にも過小にも評価しない。普通はカッコつけたり良く見せようとするだろう。けれど彼等は欠点や長所も関係ない。好きになる理由を書かないのは、高村薫と同じだなと思った。

  (「主人公合田が作中の女性美保子を好きになる理由が最後までわからなかった」という読書感想があった。私はその感想の意味がよくわからなかった。好きになる理由は必要なのか。理由がなくても恋はできると思う。確かに何処にも書いてない。そしてそれは全く問題ではないと思う『照柿』高村薫について

  
  「いい書き方だな」と直感的に思った。
  登場する男女は強いようでいて弱いのだけど、弱いようだけど強い、と言い換え可能なのです。犯罪者になりそうな程危うくも感じられ、同時に純粋で情熱的。それは不幸なことでもあるし幸福なことでもある。冷静で賢いけれど、だから傷つかない、身が入らない。それは幸福なことでもあるし不幸なことでもある。
  遠くに沈む夕陽を見るように。仕事して恋をして終わるのだな。


 男女は惹かれたり離れたりする訳ですけど。
 時々思い出したりするのだろうか。

  登場する女性それぞれが、やけに素敵に思われました^_^
  (でもそれぞれ不幸。ナンテコッタ!と叫ぶほどに不幸)
  
  吹っ切れる感じがして爽快です
  そういう意味で刹那的。
  生きるって、こういうことです。

  

愛しきオブジェたち。

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  左手をはさんでいるカエル


  ☆


  灰色の猫も元気がない。

  散歩に出たがらない、食欲が落ちてる、ヨタヨタと歩く……。チカラが入らない様子。体重も軽くなった。

  もー、あんた達。仲良くなかったくせに。
  仲良く旅立ったら私が立ち直れない(←自分本位)やめてよね!

  夏風邪かなんかだと良いのですが、、、
  灰色の猫も10年くらい生きている。
  元気で健康なのが一番だよなと思う。

  茶色の猫がずっと寝ていた窓の処に、灰色の猫も寝ている。猫が好む場所って、猫の好む場所なんだな、、、。


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  久しぶりに牛夫くんが遊びに来た^_^
  若いなぁー、可愛いなぁー、アホだなぁー、みっちりと重たい。
  
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  むっちゃ嗅いでる
  むっちゃ嗅ぐ猫を見ている私


  …「ホラホラ、墓参りしてよ」と牛夫くんを茶色の猫の墓まで連れて行った。「ここにいるの」
  蟻たちが忙しなく働いていてちょっとゾッとする。土の下で分解や融解は進んでいるだろう。墓石にした煉瓦を触ってみる。硬いねぇー。
  牛夫くんは背中向けてゴロンとなった。男らしい。オス同士だからね^_^背中で語りあうんだね。
  
  でも(にゃーにゃー)言ってて可愛い^_^

  猫は持ち上げると伸びる
  そういうところがイイと思う。

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備える


  台風が来る

  
  ドイツが勝った


  お腹が痛い

  
  次はオランダ

  
  雨戸を閉めた


  なんとなく

  台風は夜中に通りすぎるもので
  朝になったら晴れているイメージ。


  昼間でも通過するのにね、台風