花やどら焼きや音楽。

  3月半ばより。
  目標達成指示がウエからあり
  年度末あり
  異動あり
  (チェッと思うこともあり)
  バタバタと過ぎたけど、もぅいいかという感じだ。木曜日だし。

  今日、差し入れでどら焼きをいただき「じゃコーヒー淹れますか?お茶にします?どら焼き食べる人、ハーイ」と自ら手を挙げる。
  は、と力が抜けた人、ほぼ全員。
  皆どら焼きに気持ちが流れた
  皆だって本当はどら焼きが食べたかったはずだ。

  私がスキップでどら焼きをそれぞれの机に配っていたら新しく異動になった人が「スキップじゃね」とこちらを見ていた
  「サイドステップの時もあります」と答えておいた
  
  「どら焼きが好きなんじゃね」
  「ええ、まあ」と答えておいた

  それぞれの机に淹れたてのコーヒーを配っていたら
  ちょうどかぶりつこうと口を開けている人と目が合った
  「あ」

  …それは、何よりどら焼きを言い出した私を待てば良かったというその人の罪悪感であり、私自身の渇望と焦燥であり、社会性であり、食欲に対するお互いの羞恥であった
  一瞬、鋭い視線になった。
  睨んだつもりはない、批難していない、喰い意地がはってるつもりもないけど。

  「はよう食べよぃね!」とその人は声かけた「もういいから!」やっぱり一緒に食べたいよね^_^

  「どら焼き好きなんじゃね」とまた言われた
  「うっふっふ」と微笑んでおいた


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  田んぼのレンゲ

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  庭の利休梅
  
  私の身近で心慰めてくれるモノたち

  花やどら焼きや音楽