孤独の力、孤力。
この言い回し、かなりピタリときた。
重力とか、浮力とか、、、物理・数学風な「力」という字。いいなぁ、と思います。
孤独に向かう、孤独を楽しむ、孤独に耐える、、、そういう力なんですね。
誰にも会いたくない時。無防備すぎて、仮面がかぶれない。
家に帰れない時。不安定すぎて、落ち着かない。居場所がわからない。
そうであっても。全くの独りにはなれなくて、でも徹底的に独りになりたいと思っている。
徹底的に独りになりたいと思っている。
(同時に。独りになりたくない、という力も働いているのだ、引力のように静かに)
誰にも会いたくない、何処にも行きたくない、とひきこもる。本も読みたくない、絵も見たくない、音楽も聴きたくない、となると深刻。動かなくなるから。
無重力ではない。力が働かない、無気力。
高く跳ばなくてもよい、震える程度でもよい。
軽くなくてもよい、転がる程度でもよい。
速くなくてもよい。
「エイ、ヤ!」景気づけに近い。
飛べば飛ぶほど、同情すればするほど、知れば知るほど、無口になるのかしれない。
寂しい寂しい、と群れることもできず。
淋しさの紛らわし方ばかりおぼえて。
やるべきことをやろう。そう結論する