「ルリビタキだよ」

  鳥用語で言うと、囀り(さえずり)は成熟したオスが「オレはここにいるよ!」という宣言。
  同じオスに対しては縄張り宣言「テメーラ気安く入ってくんじゃねーゾ!」メスに対しては恋愛アピール「オレってかっこいいだろ!」目立つ場所で長く鳴く。
  ウグイスでいうところの、ほーほけっきょ。

  ウグイスは別の鳴き方もする。チャッチャッ、とも鳴く。(ウグイスの場合は笹鳴きと言うらしいが)コミュニケーションをはかっているとされる、地鳴き。オスもメスも関係なく同じように鳴く。
  地鳴きは、短く鳴く。

  ほー、ほけっきょが聴こえないからといって、ウグイスがその土地からいなくなった訳ではない。恋の季節が過ぎただけ。

  春は正に鳥の恋の季節で。あちらこちらから賑やかに囀り鳴いているのがきこえる。

  はて?
  鳥には「耳」があるのかしら?と、ふと思った。私が聴いている音と、鳥たちが呼び交わしあっている音と、どれだけ同じ音なのだろう??
  鳥は、ウサギや猫のように分かりやすい耳はない。つるっとしている。超音波なのだろうか。…と思ったら!鳥の耳の画像を見ちゃいました!
  目の下。ヒトでいうとホッペのところに「穴」が…!!
  ……わりと、衝撃映像でした^_^

  ミミズクは顔全体がパラボラアンテナになっているとききました…。まん丸の顔してますものね…。それも衝撃…

  耳というのは、本当に複雑な器官ですよね。
  ヒトだって、本当に形が一人一人違うつくりをしていて驚きます。
  猫の耳をちょっとめくってみても、グチャグチャです。迷路のようです。耳をそば立てたりして、レーダーのようですが。何故だか体温に比べてヒンヤリしているので、冷静な器官のように思えて好ましいです。
  対になっているし、目と同じように鼻と同じように脳と直結している。重要な感覚器官であることは間違いないです^_^
  …鳥の場合、それは「穴」ですが。


  ☆

  
  そして私は(聞きなし)というものが好きです。鳥の囀りを、言葉やフレーズにあてはめて覚えやすくしたもの。語呂あわせです^_^
  めいっぱいの先入観で楽しみたいものです(先入観が大事です)

  ウグイスのほー、ほけっきょ。は覚えるまでもないけど→法、法華経。途端に高尚になる^_^

  次に有名なのはコレでしょう

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  本体の名前になった聞きなし、鳴き声

  サンコウチョウ→月日星(つきひほし)ホイホイホイ……3つの光ってことです^_^

  ヒヨドリ→ヒーヨ、ヒーヨ


  ジュウイチ→ジュウイチ

  サンショウクイ→山椒辛くて「ヒリリン、ヒリリン」

  どうしようもなく可愛いセリフじゃないか
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  本当にそういう風に聴こえるのか是非とも試してみたいシリーズ

  センダイムシクイ→焼酎一杯グイ〜

  ツバメ→土食って虫食って渋い

  メジロ→長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛

  ホオジロ→一筆啓上仕り候

  ホオアカ→へっぴり、じっちゃお茶あがれ
  
   実際にこんな風に綺麗に聴こえたら九官鳥みたいでちょっとガッカリするだろう(ワガママなのですが^_^)聴こえるか聴こえないかのギリギリが良い。途方もなく幻聴じみてる方がいい。
  一瞬の奇跡じみてる方がいい。
  偶然に偶然が重なって、偶然に「聴こえてしまった」方がいい。

  「今、東京特許許可局って、聴こえなかった?」と静寂の中で立ち止まりたい

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  トラツグミは「寂しい、寂しい」と鳴くらしい

  サシバは、あんな怖そうな顔して「キッスミー」と鳴くらしい。


  ヤマガラは「ツー、ツー、ピー」

  カワラヒワは「ちょうなちょうな/キリキリコロコロ」

  ウズラは「アジャパー」

  オオルリは「ヒーリーリーチチン」