午後の過ごし方。


  〈夏〉は昼間からビールを飲む理由。
  暑いから
  喉が乾いたから
  夏だから
  ビール!ビール!ビール!
  ビールだ!!



  …夏になると昼間からビールを飲んでも世間は優しい、自分も優しい。そういうものだ
  夏は立派な理由となる、昼間からビールを飲む理由に。

  ☆

  まぁ、飲む人は。
  何もかも飲む理由にしてしまう。

  お祝いに
  記念に
  ご褒美に
  せっかくだから
  お近づきに
  奇遇ですね
  弔いに
  最後だし
  おごります
  やってられませんよ!
  まぁまぁ
  新しい店ができたんですってね
  いい酒があるんですよ
  イケメンがいるらしい
  マスターがいい人でね
  新人を入れたらしい
  電車もないし
  帰りたくないの
  悩んでるの
  疲れちゃった
  トイレに行きたい
  とりあえず
  そういうことで
  さて行きますか

  …どんな理由だ^_^
  飲む人は飲むんだ。何があってもなくても。
  理由なんか要らないのだ

  
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  去年の誕生日にもらった梅酒をあけた^_^
  昼間から舐める。
  特別なお酒を、特別ではない日に呑むのが好きだ。

  なんでもない、ありふれた休日は、かけがえのない日。
  懐かしく思い出されるのはきっと、今日のような予定のない午後。
  
  掃除したばかりの部屋で。
  ゴロンとなって。
  昼間から酒を舐め、本を読んだ
  
  …それに飽きたら音楽を聴く