2013-01-01から1年間の記事一覧

ハートブレイク自由律。

☆指先を憶えている 声を憶えている 顔は忘れた☆悲しいから前を向いて笑おうとする☆悪い人ではないけれど 優しい人でもないけれど☆眉間のあたりからはみ出てしまう☆はみ出ないように抑える指先 ☆仔猫のように逃げた そういうやり方をした

作法としての優しさ。

清潔、丁寧、繊細、礼儀、器用さ、敬語、静かに話すこと、ものを大切にする心。 ガラスや鏡は濁っていてはいけない 折り紙の端っこは、ちゃんと折れていなければいけない 他人と対する時、チカラに頼らないこと。気遣い、優しさ、やわらかさ。 心情としては…

白の景色

修行僧、諒安。 彼は、霧が深く立ち込める険しい峰で、内なる声を聞く。 「ほんとうはこれがお前の中の景色なのだよ」意地悪い大きい彫刻の表面に沿って、険しいところでは身体が燃えるようになり、少し平らなところではホッと息をつきながら、這わなければ…

風のない日の、淡い雪

何と言っても。 私は自分のことがあまり好きではない。 「やればできる」とも思っていない。そしてやらない。 「うまくできなくたっていいじゃない」とか「やりたいことだけやればいいじゃない」とか「途中まででも」とか「やろうと思うことが大事」とか、…

空の自由律。

☆カラスの背中 肩甲骨が私と同じ☆ ハワイの空に浮かんでみたい 退屈な贅沢☆「怒ったの?」ときいて怒らせる おさまるまで待つ☆空の平坦 無限の奥行き そして輝き☆ありふれた朝 待ち望んだものの中に 私はいた

世界にくちづけするように

すべての女性を愛するドン・ファン…… ……プレイボーイとか浮気性とか薄情者とか嘘つきとか、いろんな言い方があるけれど、映画「ドン・ファン」のジョニー・デップが演じたようなドン・ファンなら……、個人的にワタクシは、女性としてマチガイがあっても良い…

ダメ人間的自由律。

☆寒すぎてトイレに行けない☆「許さない」と思うほど 好きではない☆「もう疲れた」と言って眠る人☆隣りの家の庭でトイレする飼い猫を見た時の私の対応☆嫌になる瞬間 迅速 からっ風

自由律。

☆猫の耳のあつみ静脈☆どこまでクラムチャウダーでどこからクリームシチューなのか☆使いこなせない圧力鍋 スープ散漫☆月に向かって走ってみたよ☆「もしも私が貴方なら」という発想の慎重☆ショッキングピンクお似合い 娘から 少し照れる

予定調和で構わない。

本の雑誌「ダ・ヴィンチ」で高橋留美子特集をしていて、思わずじっくり読んでしまった^_^ そうそう。私は「うる星やつら」が大好きだった。 ピンクレディーの流れか?わからないけど、はじめて親にねだったのは「うる星やつら」のカセットテープ(古い、、…

情緒。

静かな森のようなブログが好き。 もしくは、大きな引き出しがひとつだけ。というブログが好き。 ゴチャゴチャした、余計なものだらけの。「それ、なぁに?」と問いたくなるような、わけのわからない宝物だらけの。 手に触れたものからひとつづつ、丁寧に説…

心だけ

http://youtu.be/Qx9br5ISRpo目を閉じて音になってしまいたい

紅い唇。

http://youtu.be/gBjqtAjSYzY私は貴方に飽きたのだろうか。貴方は私に飽きたのだろうか。続けることはできる、やめることもできる。続いていけばいくほど、やめられなくなる。やめることの意味を求められる。それは“終わった”ことなのに。 続けているのは惰…

退屈な贅沢。

外出先で仰向けになるのが好きです。 一応大人なので、ちょっとわきまえますが。 堂々と横になれるのは、やはり山。大きな岩などあるととりあえず仰向けになります。休憩用ベンチなどでも。 足を投げ出して。荷物おろして。手も投げ出して。 身体全体のチカ…

贅沢な退屈。

二十代の頃から、好きな男の人がいたら「一緒に退屈したいなぁ」とよく憧れていた。 話したいことなんてもう何にもなくて、行きたいところも何にもなくて、空腹でもなくて、ジンジャエールとか気が抜けてしまうまでグズグズと飲んでいたいなんて思っていた。…

愛されたい。

顔というものは、よっぽど裸。隠そうとしても、隠せない。生きてきたことが全部うつしだされる。 ありのまま「スッピン」がよいとも思わない。赤い口紅を塗らないアタシなんてアタシじゃない!と思うのなら、赤い口紅を塗った彼女の顔が「素顔」自分だと確…

ホラー・ショウ。

「あ!キノコだ!」と駆け寄って、写真を撮った。 前から・横から・上から。思わず撮りたくなるような立派な面構え。 いろんな角度から見たくなるモノって、いい、ような気がする、、、けど、どうだろう?不気味!大きいし!なんか怖い! 勇気を出して触っ…

街道の木漏れ日。

今日は天気が良かったので、萩往還を歩いてみた。天花坂口から国境の碑まで。 萩往還というのは、萩〜防府まで全長53キロの街道です。参勤交代の連絡路として整備されたもの。幕末には維新の志士たちも往来していた。 幅広なのが良い。 常に畳二畳分くらい…

黙って睨んで、そのうち無視する。

〈わからない〉と開き直るタイプであります、特に仕事では。 実際問題、実践するのは私ですから。 狭く深い知識でなくていい、全体の基本的な知識でいい、方向もわからないような指示には従えません。 聞いても答えてくれないような、そんなディスコミュニ…

(私は思う)と言う自由。

自由というのは、無関係である、ということ。 なんの束縛もないこと。 (自由に生きたい)と言う人は、孤独を望んでいるのだと思う。 不自由さが(生活)なのだと思う。 子供と大人の差は、その辺りにあると思うけれど、正比例ではない。成長することは、不…

身分証明。

今日、仕事帰りに。猫の首輪を買いに行った。 おととい猫が首輪ナシで帰ってきて、庭など探してみたのだけど無かったので、新調することにした。 動物に首輪をするのもちょっと可哀想ですけどね。 隣のよっちゃんは猫を(外道)とか(畜生)とか言うことが…

ルーマニアノート。

『ルーマニアの森の修道院』を読んで、唖然としたこと。抜粋。以下。 * 野良イヌは町のいたる所にいて、まるで野良イヌ王国のよう。野良ネコも多い。田舎には、ガチョウ、ヤギ、ヒツジ、アヒル、ウシ、ウマが加わる。皆わさわさ、ガヤガヤと暮らしている。…

リアリティ

「リアリティ」とか「リアル」とか。 それ自体が嘘っぽくて、使いにくい言葉だ。ネット用語以前の問題で。 真実の、実際の、本物の、本当の、実践の、真性の、実感……、そういう意味で使う言葉だ。 「リアリティがない」というのは、実際にはそういうことに…

地図は要らない。

わりと親身になって読んでしまうのが旅行記。 ガイドブックのようではなく、日記のようなものが好き。 写真が多いものがいい。 厚いものよりも、ペラペラのすぐ読めてしまえる感じの方がいい。 ツルツルの紙ではなく、ざらざらの紙がいい。 ホテルや店の名…

煙になる日。

その日の朝は、朝霧であった。 朝霧は、よく晴れた朝に出る。 川の付近で。夜に冷やされ、朝に温められ、その温度差でおこる。 このあたりでは、冬になると頻繁に朝霧になる。 その日の朝は、うろこ雲が美しかった。 陽に透けて、陽に照らされて、色づいて…

震える犬。

職場の隣りの席の人と、時々、飼っている動物の話をする。 (飼っている)と言うけれど。 我が家の猫は(飼われている)意識なんて全く無くて、私よりも上位にいる。猫なりのルールに、私は従わされている。 隣りの席の人は犬を飼っている。 聞けば聞くほど…

温かい蕎麦。

魅惑の木の子蕎麦。 甘く煮付けた椎茸、しめじ、ナメコ、エリンギ、平茸、えのき茸。 少し濃いめのつゆ。 つゆに浸った、大きく斜めに切った長ネギ。 それとは別の小皿、小口切りにした生のネギ。 刻み海苔。 糸みつば。 季節限定ではないが、秋に食べると…

待っている、日曜日。

イントロの本当に最初の方でグワッと持っていかれて、全体を知っているから、もうわかった気になってしまって、アウトロを待ち望んでいたりする……、 山崎まさよしの「One more time, One more chance」である。 ギターのイントロがすべて。 ボーカルでバラ…

待っている、土曜日。

去年の話。 自分の(実家)を売ると決めた時、そして実際に引っ越しをする時、結構悲しかった。 私は四歳からそこで暮らした。 そこから学校に通ったり、職場に通ったりした。 途中、大学の学生寮に入ったり一人暮らしをしたこともあるが、帰る場所はそこで…

待っている、金曜日。

茶花の世界では、私にはよくわからないのだけど、枯れた紫陽花を活けたりもするらしい 紫陽花のハイシーズンは勿論、梅雨、6月だと思う。 でも「化石のようになった紫陽花」も「紅葉した紫陽花」もどこかで見た気がする。品種改良も盛んにされていて、ハイ…

待っている、木曜日。

困ること、それは思い違い。 困ること、その思い違いをどのように訂正するか、それとも受け流すか、気づかない振りをするか。選択を迫られること。 困ること、それは「ノーテンキに農作業をしたら危ない」と言う人がいること。もしかしてエンテンカ炎天下で…