アリとキリギリス、あるいは猫に掃除機。

    昨日、ギョウザの試食会がありまして。消費者目線の意見をしつつ、ビール飲んでました。。。てへ^_^

 話し相手は、25歳のなおみちゃんと、年齢不詳(推定43〜48)の範子姉さん、二人とも美人!!
  二人とも気軽に話せる、世代の違うお友達なわけですけど。
  今日姉さんからグサッと刺さる言葉を言われた。
  「二人とも苦労してない」

  確かに。

  平均すれば貧乏かもしれないけど、子供の時からずっと、ではない。
  貧乏かもしれないけど、すごく貧乏ではない。食べれないわけではない、借金とりも来ない、そういう地味な貧乏。
  餓死してしまう人や心中してしまう人がいる。破産してしまう人がいる。
  昼間の仕事をして、好きなものが買えて、たまにはどこかに出かけられる。比較すれば、恵まれているような気がする。

  範子姉さんは親も事業をしていて常に貧乏で、今も個人事業主で頑張っている。
  事業をしていれば、生活とは違う額のお金が貸借りされ、日常的に借金は起きる。
  同じように明るく冗談言って笑っていた範子姉さんは、ぽかーんとしている私となおみちゃんをみて(もっと色々できるのに、、勿体ない)と思っているようだ。
  お金が絡む事業、と言わないまでも。
  趣味?とか?いつか自分の為になることをするべきと思っていそう。
 私ワクワクしてるもん、いつもー!と範子姉さんはウフフと笑う。
  なおみちゃんと私は、どちらかと言えば無意味な事に燃えるタイプだ。
  
  「自分でスケジュール組んでアレンジして働いて、逆に自由がなくなりません?遊んでますか?」と、つい聞いた。

  曰く、夏に遊んでしまったから今なんだか大変みたい、、、
  でも自分の為に遊んだのだから、自分の為に頑張れるらしい。アリとキリギリス、一人二役でやっている。
  
  「苦労を知らないのは幸せな証拠だよ」といわれ、「そうです」と答えた。

  ぽかーんとして本など読んでいるが、私はなまけもの。ダメ人間なのです。
  猫はいつまでも掃除機に慣れずに逃げ回るけど、そんな感じ。
  掃除機のコンセントがしゅるんとしまわれる時が怖いのか、あの音と大きさが怖いのかわからないけど、猫は掃除機が嫌い。
  いつまでも慣れることができない掃除機。
  慣れた方が楽になるのに。


  後ろの席で、バリバリと働いてバリバリと遊んでいる岸本さんが「あたし、このままでいいのかなーって考えちゃうんだよねー」と話す声が聞こえた。
  岸本さんもそんな事を思ったりするのか、、、。
  働き者だなぁ

  お店やりたいって言う人は多いけど、結果みんな外食が日常になるほどお金がないんだよね。
  ドラマみたいに外食ばかりの人ってそんなにいないと思う。

f:id:sprighascome:20151212120224j:image