誰かのことを想う時

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 虹雲、見ちゃいました。行きの飛行機から。

 まんまるの虹が雲に写っております。

 これは吉兆のしるしなのですって^_^幸先いい。やっぱり「旅に出ろ」ってことなんだな、と解釈いたしました。

 

 ⭐︎

 

  今回。

 1日めは、9時50分発の飛行機で羽田へ。東京駅、靖国などみて、竹橋の近代美術館で大学時代の友達と待ち合わせ。5時半からもう1人合流。そのまま彼女の家へ。子供たち、旦那さんを確認(夜中におしかけてすいません…)

 2日めは、津田沼から箱根湯本へ。大学の女子寮の友達と現地集合の旅行。強羅温泉でゆっくりする。

 3日めは、箱根湯本から横浜へ。社会人時代の先輩と飲み。結構のむ。そのまま泊めてもらう。

 4日めは、先輩と野毛で初詣。みなとみらいでブランチ。3時の飛行機で帰宅。

 ↑こんな日程。

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 私は山口県に住んでますが、成長過程においては神奈川県の横浜市戸塚区に住んでました。

 このたびは、旅の途中に「戸塚駅」を通過するので、なんとも緊張したというか。今まで東京羽田から友達に会いに行くのも「横浜」までだったんですよね。みなとみらいとか横浜は(懐かしい)のですけど、「戸塚」はなんとも(生々しい)!住んでいた町って、生々しい。思い出というか記憶が、重なり方が違う。

  もう戻らないけれど、私がずっと「帰ってきた駅」だから。

  中学生の頃、自分のお金で自分の服を買いに行ったこと。高校生の頃、ぶらぶら時間つぶしたりしたこと。フリーターの時も無職の時も働いていた時も、いつもここから出かけていって帰ってきたよな。友達が付いてきたこともあるし、気になる人と待ち合わせしたこともある。失恋した時も。片想いの時も。結婚した時も。離婚した時も。

 

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 今回の旅はちょっと風邪気味でもあり。ずっと肩こりで頭痛があった。でも会う人みんながなんともあったかくて。会いに来てくれて嬉しいと言ってくれる。

  懐のでっかい先輩は、私の先輩の先輩、つまり先輩の親(社長)に騒がしい居酒屋から電話かけて話してるの見て先輩は涙ぐんでた。自分たちは意地張ってケンカしてたくせに、なんか後輩(私)がもじもじしながら電話してるを見たらこみあげちゃったみたいです。男はつらいよの寅さんみたいな人情物語だな、と勝手に思っている^_^親子で働いているといろいろあるんだろうな。思わずもらい泣きしそうになり、グッと我慢する。

 

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 小田原に行く途中、戸塚駅まで窓の外を懐かしい気持ちで眺めていたけど、ちょうど戸塚付近で、車掌さんが来て清算となった。通過する時は見れなかった。

 だけど3日めの待ち合わせ場所が横浜から戸塚に変更になった。うわー、戸塚駅に降りたよ。改札口が懐かしかった。地下の改札は行かなかったけれど、二階からの出口から出て見ました。うんうん。こうして生きていると、こういう感慨も湧くのだなぁ。大人っぽい気分になりました。

 

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 今回の旅で、私と眠った子どもたち。大きくなったらそのことを記憶の隅から引っ張りだしたりするのだろうか。会ってすぐに「なっちゃん(私)のおっぱいをちょっとだけ見たい」と言った男の子。別れぎわに「また来るね。また遊んでね」と手を振ると、途端に悲しそうになる男の子。子育て中のお父さんお母さんは大変だなぁと本当に思うけど、純真な子どもの心に触れると、ハッとする。それは本当に貴重な経験だと思う。

 

 

 柔らかい気持ち

 ほのかな淡い気持ち

 滲みでる気持ち

 そういうのも大事にしたい。

 大きく傷ついて成長することもあるけど、日常のなにげなくささやかな楽しみとか不安とかドキドキとか、小さなさざなみのようなゆらめきも、私を育ててきてくれたと思う。

 うまく言えないけれど、懐かしい土地が増えていくのも、しばらくぶりの人の小さな変化も、それに遭遇する私自身の気持ちも、老いの楽しみだと思う。若い時にはなんにも思わない事だと思う。若い時には若い時の楽しみがあり、年を重ねることで得られる楽しみがある。そうだよねー、と頷き合って、それぞれ別の事を考えてたりとかするのも良かったりする。大事なものをそれぞれ抱えていていいなと思う。

 

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 また行きたい

 また会いたい